マチャドvsフィルス チェコオープン2013
チェコオープン2013男子シングルス準決勝、マチャドvsフィルスの動画です。
張一博を完封したフィルスですが、カット打ちが「巧い」マチャドとの対戦では、逆にストレートで敗れ去っています。
ドライブの威力は明らかに張選手が上回っていると思いますが、球威で劣るマチャド選手の攻撃に対し、カットにしろドライブにしろポロポロとミスをして失点するフィルス選手。張一博戦と違い、ほとんど派手なラリーになることがありませんね。これは思うに、マチャド選手の「球質の変化」と「次球の読みづらさ」に原因があるのではないかと。
ループドライブの繋ぎの中、機を見てパチパチと打ち込まれるスマッシュ性のボールに、フィルス選手は対応が追いつかない模様。時折見せる弾くバックハンドも効果的に決まってますね。両面テナジー64らしいですが、表ソフトの打ち方みたいです・・・。
張選手のドライブは球威はあれど、ほとんど同じ球種がそれほど厳しくないコースに連続して飛んでくるので、守備力の高いカットマンだと逆に守りやすいのではないでしょうか。
そして、張選手は打ち抜けないことで精神的な余裕がなくなり、レシーブにしろドライブにしろストップにしろ、次のプレーを読ませない工夫がなくなってしまった、結果としてフィルス選手に主導権を握られてしまった、といった流れでしょうか。
トップ選手は「ミスをしないこと」より「次球を予測させないこと」を重視する、「ミスすること」より「読まれること」を怖れる、と聞いたことがありますが・・・こういうことなんですかね。
Czech Open 2013 Semi Final
Carlos Machado (ESP) vs. Ruwen Filus (GER)
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2013年9月2日
コメント
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コメント (4)
アップありがとうございます。
管理人さんがおっしゃる通り、
次球の読みずらさに原因があると思います。
張選手のときには全然凡ミスがなかったの
ですがマチャド選手のときには結構凡ミスが
ありました。
塩野選手と比べるとレシーブのミスも目立ちます。
逆に塩野選手はサーブの得点が多いですね。
フィルス選手は陳選手と比べるとやはり陳選手の方が
1枚上手かなとも思いました。
とはいってもまだまだ若いのでどんどん成長
してほしいです。
長文失礼しました。
確かにマチャド選手は張選手と比べると、どこにどんなボールを打ってくるかわかりません。ラリーの中で同じボールが続いたことはなかったのでは?
その分荒いところもありますが、これだけ多彩な球を打てるのも実力の内と思います。
中国で、男子のシェーク対ペンに続き、女子「攻削大戦」が行われました。各六選手3-3の後、ダブルス1ゲームで削球隊の’意外’な勝利、結局中国選手全勝と伝えています(王国HP)。「攻撃とカットの対戦は見て面白い」(孔監督)。
強化書でも随分塩野真人他のカットがアップされていますね。今季は私の地元高一佐藤瞳の活躍もあってカットの試合に注目していました。
王国8月号「カットマンの現代化」(高島規郎氏)に驚き納得もします。「カットは最後の手段・・試合ではサービス、レシーブ、1本目の変化カット、アタックでポイントを稼ぐ」、「前に寄せられたら積極的にドライブせよ」などです。私はカットマンのサービスが如何に効いているか見てきました(まず金キョンアのサーブを愛ちゃんが無難に返すと安心していた笑)。
管理人さまのサマリーはプロです。時には突っ込みの出来る内容もおもしろいかと?失礼いたしました。