ハンガリーvs中国 世界卓球’79団体決勝
本日は卓球マニアのマニアによるマニアのための動画を(笑)。若い人はスルーしてください^^。世界卓球’79平壌大会男子団体決勝、ハンガリーvs中国の動画集です。
時のハンガリー監督は昨年急逝されたベルチック氏。「ハンガリー三銃士」と呼ばれたヨニエル、クランパ、ゲルゲリーを育て上げ世界を獲りました。彼らの猛烈に回転のかかった速いドライブは「パワードライブ」と呼ばれ、当時の卓球界で一時代を築いたものです。
この三銃士の大活躍で中国の男子団体3連覇を阻止し、ハンガリーに27年ぶりの優勝をもたらしたわけですが、個人戦ではふるわず。この大会のシングルスで優勝をさらったのは世界選手権初出場の小野誠治さんでした。
オーダーは1番:ゲルゲリーvs郭躍華、2番:ヨニエルvs魯啓偉、3番:クランパvs李振持、4番:ヨニエルvs郭躍華、5番:ゲルゲリーvs李振持、6番:クランパvs魯啓偉(イボオさん、TOKUMEIさん、ありがとうございました)。
WTTC ’79, Men’s Team Final, Hungary vs. China
1番:ゲルゲリーvs郭躍華 Gabor Gergely – Guo Yuehua (2:0)
2番:ヨニエルvs魯啓偉(卢启伟) Istvan Jonyer – Lu Qiwei (2:0)
3番:クランパvs李振持 Tibor Klampar – Li Zhenshi (2:0)
4番:ヨニエルvs郭躍華 Istvan Jonyer – Guo Yuehua (1:2)
5番:ゲルゲリーvs李振持 Gabor Gergely – Li Zhenshi (2:1)
6番:クランパvs魯啓偉(卢启伟) Tibor Klampar – Lu Qiwei (2:0)
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2013年1月5日
コメント
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コメント (20)
ゲルゲリーは名前くらいしか知らなかったのですが、プレーより余りにもファンキーな出で立ちの方に目を奪われてしまいました
ヨニエル!!!
中学の頃、バックハンドドライブのお手本としていた憧れの選手です。といっても当時は卓球レポートの連続写真で見るのがせいぜい。本を見ながら素振りでトレースしていたのが懐かしい思い出です。あんなに身長ある人だったとは。相手・カクヤッカ、改めて見ると馬龍も真っ青のものすごい身体してますね。
緑色の数字が、その国が取ったゲーム数のようですね。それをたどっていくとオーダーがわかるような気がします。
※財団法人日本卓球協会八十周年記念誌大会記録集より
ハンガリー 5-1 中国
1.ゲルゲリーvs郭躍華
2.ヨニエルvs魯啓偉
3.クランパvs李振持
4.ヨニエルvs郭躍華
5.ゲルゲリーvs李振持
6.クランパvs魯啓偉
オールドファンのKOです.
古い話は大好きです(^^).
なつかし~.
このときの中国の団体戦メンバーは
郭躍華,李振恃,黄亮,梁戈亮,魯啓偉,でしたが,
守備型の黄亮,梁戈亮をはずしたのですね.
ハンガリーはこの3人ほぼ固定でした.
この大会では予選リーグでもハンガリー対中国の対戦があり,
5-0でハンガリーが勝ったと記憶しています.
ハンガリー強いですね.
中国選手に硬さがあるように感じますが,気のせいですかね.
この映像見る限り個人戦でも中国に勝ち目はないように見えますが,
ゲルゲリーは李振恃に,ヨニエルは梁戈亮に,クランパは魯尭華(魯啓偉とは別人)に,
それぞれ敗れてしまいました.
この6人のうち,クランパと魯啓偉以外の4人はプレーを生で見ました.
クランパのプレーを見られなかったのは残念です.
この団体決勝戦をこれほどの画質の動画で視聴できるとは思いませんでした。管理人さん、ありがとうございます。
卓球を始めて間もない頃にNHKのダイジェストでこの試合を見て衝撃を受けた事。ゲルゲリーに憧れて当時破格に高価だった同名のラケットを買った事。そのゲルゲリーが来日し、当時まだ高校生だった斎藤清選手に負けて唖然とした事(斎藤選手、ごめんなさい)など懐かしく思い出します。
ヨニエル選手、チキータやカウンタードライブを平気にやってましたね(笑)
昨年の小野選手の決勝戦に続き、この試合がこの画質で見れるとは・・。欲を言ったらきりがないですがこの画質で小野さんの決勝が見てみたいですね。最後白髪のシドさんが涙をぬぐっているシーンが感動です。
いやあ懐かしい選手たちの試合ですね。
当時では高額ラケットであったゲルゲリー、クランパをだだこねて買ってもらったのを思い出します。
「三銃士」が動画で見られるとは・・・
李振持も同じペン表として、参考にしました。(「卓球レポート」でですが)
ボールの小ささといい、シンプルなユニフォームといい、短いショーツと長いソックスに時代を感じます。タオルも昔は台の下だったんですね。
体育館は結構立派ですね。特に観客席は凄いです。
裏面ではない中国選手も何だか新鮮です。
素晴らしい、懐かしい動画アップ、ありがとうございます。
SRTさん、私は斉藤君と同学年で、東京選手権で3位に入り79年世界王者小野さんに肉薄した彼がゲルゲリーに勝って「やっぱり、斉藤ならやりそうだ!」と思ったものです。
当時はただ力任せのプレイだと思っていましたが、スピードグルー、バックループはヨンニァ(こんな表記をしていた時期もありました)が開発したと聞いていますし、カウンタードライブはクランパですよね?
これは新春の管理人様からの大きなお年玉です。
若い人こそこの伝説的な団体戦の雰囲気、ハンガリー三銃士の面構えを見て欲しいです。2万人が入ったと言うこの巨大なピョンヤンの体育館です。隣のコートへの喚声が大きいですね。地元北朝鮮でしょうがどの試合だったのか?。
右シェークドライブと右ペンホルダーの対戦(勿論それぞれ個性の違いはあります。)と実にはっきりしてますね。なんとゲルゲリーがエースの働きでしたか!。団体戦、1番の郭戦が大きいですね。3番でクランパが李に勝って試合が決まったと見えました。魯選手は勝ち目がなかった。オーダーミスか、予選リーグのとき変化系の梁や黄が通じなかったせい?(KOさんのコメントより推測)
’71名古屋でヨニエル、クランパが複優勝、’75カルカッタではヨニエルがシングルスとダブルス(ゲルゲリーと)で優勝している。今回が最後の団体での最大チャンスでしたか。(今のポルトガル三銃士も同様かと感じてしまいます。)
次の’81ノビサドでは二人の19歳、蔡(同色裏アンチ反転プレー)と謝で中国は団体タイトルを奪還した。’83が東京で郭躍華が単2連覇しました。
許シンが世界ランク1位になりましたね^^
昔の人と試合をしてほしいものですね
KOです.
YS11 さん,お久しぶりです.
> 隣のコートへの喚声が大きいですね。地元北朝鮮でしょうがどの試合だったのか?。
女子の試合ですから,中国対北朝鮮の決勝戦でしょう.
男女の決勝戦を平行してやるなんて,なんともったいない.
ヨニエル対郭躍華の 4:54 あたりで隣のコートが映っています.
向こう側の青系ユニフォームが北朝鮮のようで,
プレースタイルと体型からパク・ヨンスン(朴英順)のように思えます.
パク・ヨンオク(朴英玉)も左利きでしたが,もっとがっちりした体型でした.
パク・ヨンスンは1975年カルカッタ,1977年バーミンガム,
と女子シングルスを連覇した北朝鮮の英雄です.
早く亡くなってしまったのが残念です.
手前の中国選手は張立か?
KO です.
> 手前の中国選手は張立か?
いや,違うな,張立は左だったような気がしてきた.
すると,張徳英かな?
うろおぼえで,申し訳ありません.
KOさんとYS11 さんにはいい意味でまったくついていけません!
さて、このころの試合レベルは現在の卓球を作ったとレベルであると感じます。YS11さんか、TOMATOさんか、呂林さんか?が教えてくれたアクセルグルー(間違っているかも)? の技術がハンガリー由来であることなど!私が卓球を本格的に始めたのは郭躍華の時代でしたから、この動画をみるのは初めてです。まとまりのない文になってしまいました!
KO です.
スピードグルーはクランパが使い出し,
日本には渡辺武弘さんが最初に持ち込んだ,
というのが定説のようです.
> YS11さん
何年か前の王国で徐寅生のインタビューが3号連続で掲載され、その中で魯啓偉の起用の件に触れていました。理由はYS11さんが書かれているようなことだったと思いますが、安易な起用だったと後悔の念があったようです。
さて、動画を見ての換装ですが...
時代を感じさせる中国選手のプレーに比べると今となってはハンガリー勢の方が違和感ないですね。
とくにクランパのプレースタイル全体の洗練度は時代を考えると驚きです。
そしてヨニエルのフォアハンドパワードライブは異次元ですね。今で言えば馬龍のドライブのような超越感?
そして、この動画で目を引いたのがハンガリー勢の台上プレーのうまさですね。両ハンドドライブが素晴らしいのは各所で伝えられていますが、それを遺憾なく発揮する前提としてこの台上プレーがあったんですね。
さすがにこうした動画のときは、
先達の皆様の前には、
若輩者として脱帽するばかりですσ(^_^;)
現役時代、先輩からどんなにご指導頂いても
「基本のフォア」がどうしても振れなかった私は
連続写真の郭躍華選手が
フリーハンドを前に残し気味に打っているのをみて、
怒られるのを承知で試したところ
ようやく人並み近くラリーが引けるようになった…なんて
記憶があります。
お若いプレイヤーの皆様にとっても、
こうした「レトロ」な動画ではっ、と気づくことが
ありえますから、是非一緒に観賞させて頂きたいですね☆
KO です.
少し調べました.
まず,予選リーグでは
ハンガリー 5-2 中国でした
(前に記憶違いで5-0と書いてしまいました,すみません).
それから,女子のスコアは
中国 4-1 北朝鮮
1.葛新愛0(-18,-18)2パク・ヨンスン
2.張徳英2(13,19) 0パク・ヨンオク
3.張立:張徳英2(17,17)0パク・ヨンスン:ホン・ギルソン
4.張徳英2(10,-16,18)1パク・ヨンスン
でした.
上のスコアとあわせて考えますと
1番のゲルゲリー対郭躍華の最初に映っているのが葛新愛vsパク・ヨンスン,
4番のヨニエル対郭躍華の 4:54 位に映っているのは張徳英対パク・ヨンスンですね.
5番のゲルゲリー対李振持のときはもう女子の決勝戦は終わってしまっているようです.
ところで,何で中国男子はユニフォームが揃っていないのでしょう?
ついでに男子のスコアは(オーダーは TOKUMEI さんが書かれています)
ハンガリー 5-1 中国
1.ゲルゲリー2(10,18)0郭躍華
2.ヨニエル2(12,19)0魯啓偉
3.クランパ2(17,11)0李振持
4.ヨニエル1(17,-19,-19)2郭躍華
5.ゲルゲリー2(-13,9,17)1李振持
6.クランパ2(-17,10,11)1魯啓偉
呂林さんのおっしゃるように,ハンガリーの台上は中国と五分以上に渡り合っています.
レシーブのときも出ればドライブ,出ないボールは台上バックドライブや払い,
打てないときは切って大きく,という具合ですね.
ストップレシーブがほとんどないのは作戦でしょうかね.
台上で五分になれば必ず勝てる,という方針で台上強化をしてきたのがうかがえます.
呂林さん、KOさんが指摘されたハンガリーの台上プレーの強さ、うまさは私も一番先に感じたことで、嬉しく全く同感です。
が、そこでエース対決の一番、郭躍華、2セット目17-18と18-19からの掟破り?のフォアへの凄いスピードロングサーブ、ここで何とか返したゲルゲリーの闘争心がまた印象的、感情をあまり出さない同僚とは対照的でした。このチャンスボールをミスした後にボールを叩きつけた郭躍華の悔しさ!対する非難の声?観衆には笑顔が見えますが。
フォア前ショートサービスに対するバックチキータも当たり前の現在、例えば最近の福原、石川の投げ上げサービスは効いている。短いのに混ぜて出すロングサービスが主戦武器と思えるほど、いやそれを出せなければ勝負できない時代ですか。