シャン・シャオナvs朱雨玲 カタールオープン2017
カタールオープン2017女子シングルス2回戦、シャン・シャオナvs朱雨玲の動画です。ペン表の登場、管理人としては、この動画をUPしないわけにはまいりますまい(笑)。若人よ、申し訳ない。
朱雨玲は現WR2位にしてこの大会の第1シード、言うまでもなく優勝候補筆頭です。しかし朱雨玲といえば、2015年ワールドカップで42歳の片面ペンドラ、リー・ジャオを相手に大金星を献上してしまった過去あり。慣れない「ペン表」という戦型とどう戦うか。対応力が問われます。
対するシャン・シャオナ(単暁娜)は2013年のヨーロッパ選手権では準優勝など、「枯れた戦型」のペン表ながら今だに世界のトップレベルで活躍しています。
朱雨玲はシャン・シャオナの堅い変化ショートの守りと、ショートスイングのナックル気味フォア強打で徹底してバックを潰され、非常に苦心している模様。リー・ジャオ戦同様、ペンのサーブにも苦しんでいるようです。次第にメンタル的に追い詰められていく様子が、2015年のワールドカップを想起させます…。
それにしてもですが、最近の若い中国選手は(特に国際大会にあまり出場させてもらえず、超級で活躍している選手。朱雨玲は国際経験も豊富ですけど。)、勝つための卓球を追求するあまりスタイルが画一化し、鬼のように強い割には変わった特徴を持った外国選手にコロリと負けてしまうことも、しばしばあるような…。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (6)
めったにやり合うことのない片面ペン(しかも表)独特の球質はやりにくいんでしょうねぇ。
丁寧や劉詩雯だったら試合中に適応できそうなものですけど朱雨玲はメンタルが先に崩れてそれどころじゃなくなってしまった感じですね。
稀少種表ペンホルダー、いつまでも頑張って残って欲しいですね。(全日本男子での海偉選手の日ペンのように)
細い枯れ木が、生命力旺盛な若い大木を倒す。実に溜飲の下がる結果であります。同戦型としてはこのまま稀少な方が有り難いなぁと思ったりもします。最近では表ペン使用者にシンパシーを感じたり、逆に激しい憎悪を燃やしたりと、忙しい毎日であります。
小塩選手(バンビ女子優勝、ペン表…変則だけど)を早いとこトレセンに迎い入れて、、、と妄想してしまいました。
小塩選手のコーチの人は、あのグリップを直さないで育てたこと、慧眼に思います。効率を追求して個性を失うのは面白くありませんし。希少性は武器だと思います。
この試合を見ると、やはりペンホルダーのほうが操作性が高いように感じます…
シェークに変えない方が良かったかなあ…?