王皓vs塩野真人 ドイツオープン2014
ドイツオープン2014男子シングルス2回戦、王皓vs塩野真人の動画です。これは興味深い、注目の一戦ですね。
若手の徐晨皓とかには完勝している塩野選手ですが、1軍バリバリの中国選手(といっても王皓選手は下降気味ですが)にどこまで迫れるか・・・。
前半はかなりいい感じで試合が進んでいます。しかし王皓、さすがというかカット打ち巧いです。さして苦にした様子もなくブチ切れカットを持ち上げ、守備の隙が見えているとしか思えないような打ち込みetc、さすが元世界チャンピオンと唸らされるような攻撃です。
塩野選手も必死で喰らいついては行きますが、正直これは勝機が見いだせないでいたのではと。世界、と言うか中国の壁は分厚く高いですね。さらに上を目指すには、やはり超級リーグに挑戦しもまれる必要があるのではと思いますが、実業団に所属している関係上難しいですかね?
とはいえ、世界トップレベルのドライブを受けたのは貴重な経験になったハズ。今後の活躍に期待ですね。
German Open 2014,
Wang Hao (CHN) vs Masato Shiono (JPN)
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2014年3月29日
コメント
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コメント (7)
第2ゲーム以降から王皓が一気にギアを上げたように見えました。
3球目で終わってしまう率が前半2ゲームとは格段に違いましたね。(前半でラリーをするうちに球質を判断していたのか?)
塩野選手も攻撃型選手にドライブで引き合う展開が以前に比べて増えてきましたし、団体戦でのキーマンとして期待できますね!
ライブ配信で見てましたが、芹奈さんの言う通り3ゲーム目からあからさまにギアをあげてましたねー。それ以降は塩野選手、何もできない感じでした。王皓選手はベンチコーチがついていませんでしたが、凄く余裕をもってプレーしているように見えました。さすがに百戦錬磨ですね。
うーん、塩野選手完敗でしたね。残念。
1セット目でアップをして、2セット目は少し、油断してたら取られて、3セット目からは…爆発。
トップ選手ってこういう戦い方が多いような…
なんにせよレベルの差が今はありますね。(今は…)
カットマンにとって3ゲーム以降からの角度打ちのような打法をされるとかなりキツイと思う。芹奈さんの言うとおり、前半の2ゲームで球質を完璧に見極められたと思います。
でも、その角度打ち打法による得点パターンさえ消せるような技術、あるいはそのような打球を打ち込ませないような技術・戦術を身につけられれば、王皓は次の打つ手がなかったようにも思える。
戦術を具体的にあげるならば、角度打ちは比較的クロスにしか打ちづらいものなので、フォアサイドにカットを多く持っていく。そうすると、必然的にクロスに流し打つような角度打ちをされる回数が減る。
また、技術的な面で言えば、前途の戦術を用いた場合、必然的に塩野のフォア側にボールが集まる。ここで、塩野はバックカットのほうが自信があり、フォアハンドによる得点パターンが少ないようなので、フォアカットの安定性や、ナックルロングを送るコース(特にナックルロングは相手から遠い位置にボールを送るほうが有効的に思う。)をもう少し追求できるのではないかと思う。
また、芹奈さんの言うとおり、塩野は、前陣で打球点の早いカウンタードライブなどの攻撃力も向上しており、約1ヶ月に迫った世界選手権までに、もうワンランク力をつけられる可能性もある。これは日本代表にとって大きなポイントであり、まさしく塩野が団体戦のキーマンといっても過言ではないと思う。
いやまてよ。。
もう一度試合を見直してみると、相手サービスに対するレシーブにもまだ向上の余地があるように思える。。やはり王皓のサービスはわかりずらいのか、ツッツキが浮いてしまっているシーンが何度かある。これはなかなかどうしようもない部分かもしれないけれど、ツッツキを切ることに集中するのではなく、ストップ気味に返球してみたりと工夫を入れてみることは重要に思う。
もちろん塩野も意識的にツッツキのコースはかなり散らしていたと思うし、その中で勝機を見出そうと考えを巡らしているとは思う。
そういうプレーはとても重要だと思う。
また、その他で多かった失点シーンの1つ2つ前のプレーを見ると、王皓のループドライブが絶妙すぎる。同じコースでも浅めのループ、深めのループと使い分け、同じような球質のボールを連続して送ることがまずない。特に多いパターンとして、①浅めのループ②深めのループ③角度打ち というパターンが非常に多い。
なので、前後にボールを散らされても、切れた低いカットを継続して送り続けられる技術力さえ上がれば、相手の得点パターンはまた1つ消すことができる。
この前後の揺さぶりの難しさとして、浅めのループドライブはボールの底をカットしていくように打球するのに対して、深めのループドライブでも同じようにボールの底からカットしていくような角度で打球してしまうと、ボールは浮いてしまう。ラケット角度の微調整を相手ボールの質によって、瞬間的に変えることが求められ、そのラケット角度によって、ボールの切り方もまた変わってくる。
逆転の発想として、深めのループドライブがきたときには、回転量ではなく、低くするどいカットをするというのもひとつの手かもしれない。そうすることで、回転量とボールスピードの違いから、案外相手の待ちを外せることになるかもしれない。
是非次は中国の1軍のトップクラスを相手に、勝ち星を手に入れてほしい!
塩野選手、ボコボコでしたね…。攻撃が快帯で凌がれるのを見ると、改めて塩野選手の攻撃の質を高めることが必要だと感じました。世界選手権まであと一ヶ月。しっかりと調整して欲しいですね。