樊振東vs方博 スウェーデンオープン2014
スウェーデンオープン2014男子シングルス決勝、樊振東vs方博の動画です。
許シンを準決勝で沈めた方博。2010年に世界ジュニアで四冠王に輝きましたが、その後はイマイチめぼしい活躍をしていませんでした。超級でボルに勝ったりなどしていますし実力は十分にあるハズですが、そこは中国、競争が厳しいですね。久しぶりの大チャンス、ここは優勝して首脳陣にアピールしたいところでしょう。
対する樊振東は閻安、王皓を降しての決勝進出。こちらも主力の座を目前にしているだけに、先輩を3連破して己の力を印象付けたいというのは、想像に難くありません。
さて試合ですが、前半はダイジェスト動画のせいで方博が一方的に打ち込まれているように見えますが、2ゲームともジュースでかなり競っているようです。元々はミニ馬龍といった感じのパワーヒッターだけに、中盤以降はラリーで樊振東を押しこみ場面もしばしば見られ、実力の高さを見せています。
Swedish Open 2014 Highlights: Fan Zhendong Vs Fang Bo (FINAL)
にほんブログ村応援クリックお願いします(にほんブログ村卓球ブログ)
2014年11月17日
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (6)
久々に強い方博を見ました。(他の試合では知りませんが)
二人とも本当に反応が早いですね。どんなボールでもさっと手がてている。どうすればこんなふうになれるんでしょうね。
この動画を見る限りは樊振東にはプラボールによる影響は極小ですね。チキータと台上BDの鋭さが若干失われてますが感覚が合わないといった様子は見受けられないですね。また、樊振東に限らず距離を取ったときは球威が落ちてるのでセルの時おように押し込めないようですね。
W○Mのぐっ○ぃ氏のワールドカップ考察ではプラでは距離を取る選手より台に近い位置でプレーする選手のほうが球威の減衰が少なく有利というようなことをおっしゃってましたが、確かにそうかもしれませんね。
大きい派手なラリーを指向してプラボールに変更したわけですが今後は逆にバチバチの速攻戦主流になったりして...
「すべてはITTFのシナリオ通りに」とはいかないかも
呂林さんの「速攻戦主流になったりして」は冗談でしょうが、この試合は両者のスタイルか緊張のせいか特に前半はラリー最少の叩き合いばかりと見えました。
復習すると、ボール規定の修正で0.5ミリ直径が大きく、空気抵抗2.5%増加とのこと、トップ選手ほど違いが大きいとのこと。
直近2大会では、’一本余計に返る’ような稀に見るラリーに目を見張ったものです。男女ともクロスの打ち合いでの角度がはんぱではない。福原の左右の振りに追いつき返球する石川のプレー、それらがプラボール故に可能だったか、選手の気力や能力の向上か、はては私の卓球熱のせいかは疑問ですが・・ただ下ショートサービスをネットに掛ける、横orナックルをオーバーしてしまうシーンは変わらない感じです。
しかし数回もボール変更した試合もありました。プラボールより脆弱ならば心配です。早くボールのばらつきがなくなれば良いですが。
終わりは、プラボールのところセルボールでした。すみません。
(週一、二プレーヤーにとっても、値段が上がる
分、耐久性は維持向上してもらいたいもの。)
単純な話、樊振東はワルドナーと同じく天才タイプだね。
反応、体の動作が速く、一見無茶なフォームっぽいが、実は、ワルドナーのように相手のコートに入るラケットの角度、スインクが確実にできている。
だから、とにかくボールは返せるし、入ってしまう。
ここが天才といえる部分で、強さの秘密かな。
ボルは、逆に同じ高さ、位置、フォームで打とうとするので、安定しているし、連打を可能とさせている。
樊振東は、実は中国でも何十年に一人しか出ない天才なのでは?
樊振東選手は、攻撃時の三次元を自在に描くような球筋と、打ち込まれた時の柔軟さが素晴らしいですね。
プレーの完成度からして早くにビッグタイトルを得るのがふさわしいと思いますが、張・馬体制が少なくともリオ五輪まで続くとすると、ポジションの維持とタイトルの機会がうまく合わないかもしれません。