金璟娥vs馮天薇 ブラジルオープン2012
ブラジルオープン2012女子シングルス決勝、金璟娥(韓国)vs馮天薇(シンガポール)の動画です。
準決勝で、金璟娥は後輩の石賀浄を4-1(これは所謂「譲勝」かな?)、馮天薇は福原愛を同じく4-1で沈めています。
金璟娥は相変わらずの粘りっぷり。どこへ打ち込まれても何十本でも返してくるカットは脅威的です。男子カットマンの試合を見慣れているので、「そこだ、それを狙い打て!」なんて動画を見ながら心の中で叫んでしまう場面もちらほらありましたが(笑)、こうも徹底的にカットで粘られると相手もたまらないことでしょう。
馮天薇は準々決勝でもポーランドのリ・チャンに苦戦していましたし、カットはそれほど得意じゃないのか?カット打ちは同じシンガポール選手でも、王越古のほうがずっと巧いですね。我が日本にも、中韓のカットマン対策に王越古のようなカット攻略のスペシャリストがほしいところです^^。
しかし、ロンドン五輪では中国への挑戦権を得る過程で、この金璟娥も馮天薇も、どちらかは必ず倒さねばならない相手。過去に何度も日本に煮え湯を飲ませているこの2人、やはり怖い存在です。
Brazil Open 2012, Women’s Singles Final
Kim Kyungah (KOR) vs. Feng Tianwei (SIN)
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2012年6月30日
コメント
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コメント (7)
管理人さま
金璟娥がここ数年の内に完敗した試合の動画をリクエストします。
常に安定した力を発揮し、負けの試合でも容易に崩れないという印象の選手だからこそ、どんな相手に弱いのか気になります。
金選手は素晴らしいカットマンですね。粘り強く、守備範囲も女子カットマンとしてはかなりのモノ。確かに男子のカットマンと比較すれば守備偏重にも見えますが、カットの打球点は意外に高く、コースを巧みに振っている攻撃的且つ驚異的安定性のあるカットです。ドライブ処理もスマッシュ処理も上手く、台上もタイミングが早いツッツキでコントロールするなど穴が無いです。バックハンドからの攻撃が有ればより恐ろしいですが、プレイスタイルからはそれも不要なのかも。
彼女を攻略するには、中国女子の郭炎やリウシウエンの様に男子並の威力の連続ドライブで追い込むか、異質ラバーを使うなどして前後+回転変化を活かした上で両ハンド強打一発で仕留めるスピード&テクニック策…かな?いやいや難攻不落…強敵です。
金璟娥が完敗した試合と言えば、
確か2007年の世界選手権個人での準々決勝の対張怡寧戦、
もしくは2009年プロツアーデンマークOPの対劉詩雯戦
ですかね。
張怡寧戦は見事で、私の感想としましては
金の卓球人生の中で今後張に勝つことはないんだろうな
と思わせるくらいの勝ちっぷりでした。
どこかにupされてるといいんですが。。。
馮天薇、カット打ちは巧いですね!しかし、金璟娥を打ち崩せるほどのパワーがありませんでした。それにしても金璟娥の守備はスゴイですね!馮天薇の打つ場所に金璟娥が待っているような?蟻地獄状態の試合内容でした。
いつも拝見しております、今回初めてコメントします。
金璟娥の完敗試合についてですが、KAZUさんと同じ思いを持ちました。
金璟娥VS張怡寧は、確かTV放送で見てましたが、他の選手があれだけ困るカットマン相手になんという安定感で勝つんだと、あきれるほど強いと感じました。
世界1位だから当たり前と言えば言えますが、ここまでボコボコにできる人は他にいないだろうなと思った覚えがあります。
どこかにあれば比較としてぜひもう一度見てみたいものですが、あまりに張怡寧の完勝で、残す気が無くなるレベルだったようにも思うので難しいかも・・・
なかなか五輪でのライバル金璟娥への対策も出来かねる状況ですかね。
7月世界ランクが発表されました。
女子団体が第2シードなら<悲願のメダル>に一番近いですか。そのライバル国のエースが両者です。
先行するシングルスで福原はベスト8で中国2選手か金選手です。神戸とブラジルで、金と当たる直前に敗退している。今度は金との対決が見たいもの。中国を破って準決勝金との対決は願ってもないこと(笑)。
石川はベスト8での馮天薇フェンティアンウェイ他の3人(ティエヤナ、ワンユエグ、リジャウェイ)と互角か。広州アジア大会団体5番でのフェン戦のラリーをまたTVでも見られるか。
25日組み合わせ抽選とのこと、ドキドキして待ちましょう。