張継科vs松平健太 オーストリアオープン2013
オーストリアオープン2013男子シングルス3回戦、張継科vs松平健太の動画です。
張継科はもちろんこの大会の第1シード。中国は他にハオ帥、方博、周雨という陣容で1軍トップレベルはいませんから、優勝候補の大本命です。
松健は初戦でドイツのヒルシャーを全く相手にせず一蹴しましたが、2回戦では何と松賢兄と兄弟対決?!国内大会ならいざしらず、ワールドツアーで兄弟対決とは非常に珍しいですが、この試合を4-2で制して松健弟が3回戦に進出しています。
それにしても松健、ずいぶんと背が高くなった印象があります。もともとフリックなどの台上技がうまかったですが、さらに台上バックドライブも身につけ、簡単に相手にペースを持っていかれていません。張継科は最近の超級プレーオフや直通パリでも調子が上がらないようでしたが、まだ復調していない様子。勝敗は最終ゲームまで持ち越される緊迫の展開となります。
松健は全日本でもダブルス優勝・シングル3位と好調でしたが、この試合でも調子は良さそう。が、得点の大部分がバックハンドから生まれている点、以前から言われてはいることですが、チャイナトップと伍して行くにはフォアドライブの球威に一抹の不安があるのでは、などと・・・。それが松健のスタイルと言ってしまえばそうなのですが、最終ゲームは完全に張継科に力で押し込まれていますし・・・。
近年はあまり力を発揮できていないようでしたが、水谷が国際大会に出ないと宣言している以上、松健に掛かる期待は小さくありません。今年は飛躍の年となってほしいですね。
Austrian Open 2013,
Zhang Jike (CHN) vs. Matsudaira Kenta (JPN)
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2013年1月29日
コメント
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コメント (6)
試合とは全く関係ありませんが、松健の色の白さのせいか、張の色が黒く思えます・・・
張継科はそれほどパワーのある選手という印象はなかったのですが、失礼ながら松健選手と打ち合っていると、破壊力の差は歴然ですね。
しかし松健選手もまだまだ伸びしろはあると思います。
大きな飛躍を期待しています。
管理人様、動画をありがとうございました。
張継科もこれは調子が悪いせいか、前半は手を抜いてましたね。
そして最後も追いつかれながらも、全くあせっていませんでした。やっぱり経験の差でしょうか?
管理人さんのおっしゃる通りフォアが弱いですね。全日本でも
丹羽選手に前陣のラリーで押されて下がった時、もう少しフォアに力があれば盛り返せるのになぁと思うところがイッパイありました。でも潜在能力は高いと思いますからこれからの脱皮に期待します。
結果論になってしまいますが、5セット目の終盤を取れてたら・・・と期待してしまいました。
フォアの威力強化は高校生のころからずっと取り組んでいて、着実に伸びているとは思います。が、それでも中国とはこの差。個人的な意見としては、威力ではなく厳しいコースや相手の嫌な回転を混ぜる多彩さを極めたほうが世界の頂点へ近づけるのではと思います。現にバックはそれで通用しているのですからね。
しっかり握手するようになったんですね