丁松vsジョニー・ファン
チェコOPでは村松くんの動画を多く紹介してきましたが、同じカットマンでちょっと趣向を変えて、’95世界選手権天津大会で団体優勝の原動力となり、シングルスでも3位になった丁松の動画を少々。2003年のスーパーサーキットでの試合ですね。相手は懐かし、シェーク両面表ソフト速攻のジョニー・ファン。
若い人はイマイチ知らないかもしれんですが、変化カット+攻撃という当時としては斬新なスタイルで一世を風靡した丁松。この動画の試合解説でも何度も触れられていますが、バックカット(粒高ではなく表ソフト)の変化のわかりにくさが大きな武器となっていました。
手首の使い方で変化をつけるのももちろんですが、高島規郎さん曰く、「普通は前に踏み込むように体重移動しながらスイングしたカットは切れ、後ろにのけぞるように体重移動してスイングしたカットは切れない。が、丁松はそれを逆にでき、その視覚効果によって変化がわからなくなる」とのこと。
スイングの軌道も、小さく切り落とし、インパクトの直後に上方向に軌道を変える独特の方法。朱世赫や村松くんなどはフォロースルーで腕を伸ばし切り、いかにも「全力で切り倒す」という感じのスイングですが、丁松のカットは本当に独特です。
このスーパーサーキットには当時世界2位になったばかりの朱世赫も参加していましたし、松下浩二さんも参戦と、当時の三者三様の世界3大カットマンが技を競っていたわけですね。松下浩二さんのプレー動画と比較してみると、違いが際立ってまた面白いです。
その1
その2
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2012年9月10日
コメント
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コメント (3)
ジョニーファンはカット選手にめっぽう強かったイメージがあります。
松下浩二さんにも勝率は良かったと思います。
表ソフトで、しかもシェイクハンドでのカット打ちは貴重ですし参考になりますね。
丁松のフォアサーブはナックルか下か非常にわかりにくいと、当時の卓レポでも紹介されていたと記憶しています。
丁松選手のバックカットは切る切らないの変化がわかりません!ジョニーファン選手はカット打ちが巧いですね!
ジョニーファンと言えば1996年のアトランタ五輪でワルドナーを破った選手ですよね。