ロンドンオリンピック男子団体準々決勝の香港vs日本から、1番の水谷隼vs江天一の動画です。


結果はご存知の通り日本が２－３で香港に敗れてしまったわけですが、水谷は個人戦でのまさかの敗戦から立ち直り、シングルで２勝してエースとしての意地を見せました。

この試合もフル動画（IOC動画を見られる方はこちらから、１番から５番まで全試合収録です）を見るとミスも多めで、やはり本調子とは言い難かった感がある水谷。しかし今年の世界選手権でもそうでしたが、調子が悪ければ悪いで無理をせず戦術でカバーすることができるのが、水谷の非凡なところですね。若いのに大ベテランのよう・・・。

が、ロンドン五輪での香港は確かに強かった。この江天一も良かったですし、唐鵬の当たり、特に丹羽戦ではゾーンに入ったようにファインプレーを連発していました。

とはいえ香港は準決勝で韓国にストレートで敗れ、その韓国も決勝で中国にボコられ、さらに３位決定戦で香港はドイツに勝てなかったわけで・・・。これが現時点での世界でのポジションと認識し、乗り越えて行かなければならないことですね。

水谷は「一時撤退」という表現で国際大会にはしばらく出場しない旨を表明しました。その「しばらく」が数ヶ月になるのか数年になるのかは我々にはうかがい知ることもできないところですし、女子では福原愛も年内は休養して怪我の静養に努めるそうです。

今後しばらく、国際大会で男女両エースが不在となる日本卓球界。理由はどうあれ、若い選手は発奮しなければならないところでしょう。「水谷・福原抜きの日本は大したことない」、などと他国に言わせないように。

London Olympic Men’s Team Quater Final
Mizutani Jun (JPN) vs. Jiang Tianyi (HKG)

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2012年8月15日