馬龍vs樊振東 世界卓球2017
世界卓球2017男子シングルス決勝、馬龍vs樊振東の動画です。
数々のドラマがあったシングルスですが、最後まで生き残ったのはやはり、WR1位・2位にして第1・第2シードのこの2人でした。
馬龍はボボーチカ、ケルベリ、イオネスク、荘智淵、ティモ・ボル、許シンを順当に沈め、樊振東はロビノ、イェレル、シバエフ、フィルス、丹羽孝希、李尚洙を打ち抜いて最強決定戦へ。
馬龍は徹底してビタ止まりのストップレシーブから展開し、樊振東の先制攻撃を封じていますが、特に要所でのサイドを切るストップが素晴らしいですね。台が邪魔になって振り抜けない絶妙の位置に落としています。樊振東のサーブをあそこまで絶妙にレシーブコントロールできる技術力には目を見張ります。
対する樊振東は、レシーブでは徹底して台上バックドライブ。”打ち抜いて勝つ”という攻めの姿勢が明快に表れていますね。
試合はもつれにもつれ、最終ゲームまで。最後まで抜きつ抜かれつ目が離せない緊迫した試合ですが、最後の一本はやはり「さすが!」の一撃でした。さすが世界最強を決める一戦、素晴らしい試合です。
2017 World Championships | Highlights MA Long vs. FAN Zhendong (Final)
(ダイジェスト)
(フル動画)
コメント
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コメント (8)
近い将来日本も中国選手を倒せるかも、と淡い期待を抱きましたが、この決勝戦を見せられては、、、豪打をカウンターはあたりまえ、その上サイド切るかストレートかミドルを狙うかの応酬ですから。しかし、またしても樊振東は優勝叶わず。ここまで鍛えても勝ち切れない同国の選手の方が気の毒に感じます。ごめん、と言われてもなぁ。
管理人さん、自分も馬龍の勝因はほぼ完ぺきなストップレシーブの数々、だと思います。
一見、樊振東が打ち抜く場面が多く押されている印象でしたが、レシーブで相手の三球目を封じ続けることが有効だと改めて実感しました。逆に水谷選手はストップレシーブがあまり機能していなかったですね。
今回の世界選手権で、日本は中国に近づいた、という報道もありますが、それはマラソンで言うと、先頭を独走している中国がいて、第二集団の中から日本がわずかに抜け出した、という感じです。
中国を追うには、日本以外の国も追わなければ、中国との差は縮まりません。打倒中国ならば、日本以外の国も共にレベルアップすることを考えるのが、これからの日本の卓球強化だと思います。
あまりにハイレベルで、何故だか変な笑いが止まりませんでした。
勝敗は紙一重の差でしたが、勇気を持って回り込みを続けた馬龍に拍手です。
中国選手の体幹の強さを日本は学ばないと、勝つのは難しいと感じた決勝戦でした。
ストップで嫌がるまでやり続け、打つときは信じられないドライブを打ち抜くまで打つ、この切り替えを最後までやり続けた馬龍の精神力の凄さを感じました。この試合をテレ東には放送してほしかった。日本人が終わっても世界選手権は終わりじゃない。卓球は一番短い距離で球を打ち合う格闘技だということが伝わったのに。。
驚嘆の連続。アンビリーバボーな卓球。中国雑技団です。
二人とも、軟体動物のような体の柔らかさですね。
でないと、これほど早く反応できないですよね。
勉強になります。