許シンvs林高遠 直通デュッセルドルフ
中国の世界選手権代表選考会、直通デュッセルドルフ第3ステージ第2ラウンド、第2代表決定戦となる許シンvs林高遠の動画です。
第1ラウンドを樊振東が一抜けし注目の第2ラウンドでしたが、そこで馬龍が腰痛によりまさかの棄権。そのチャンスをモノにしたのが林高遠です。
とはいえ、第1ラウンドで樊振東と許シンに土を付けて8勝3敗の3位につけていますから、その実力は折り紙付き、ただのラッキーボーイではないことは間違いありません。
グループリーグで尚坤、閻安をストレートで降して、決勝リーグでも周雨をストレートで一蹴。この許シン戦に競り勝てば2人目の代表です。
林高遠といえば、2010年〜2012年まで3大会続けて世界ジュニア準優勝、ここ一番に弱いという印象がありましたが、ついに才能が開花したか。許シンのあの回転量豊富なドライブをストレートへカウンターできる技術力(馬龍戦でもそうでしたが)は、素晴らしいですね…。
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林高遠選手は第1ラウンドから調子がよさそうで、ブロックが冴えていました。凡ミスが少なくなり、上位陣に浮上してきた感じでしょうか。ロビングされた球をネット際に落とそうとしてミスするのはご愛嬌ですね。
許シン選手は新しい打法も見せていましたが、コースがバック側にやや偏ったところを狙われました。
許シン選手のバック側にボールを集めておいて、回り込んだ時を狙い打ってフォアにカウンターの戦術、要所要所で決まっていましたね。他国の選手がこれをまねようとしたところで、許シン選手のボールを前でさばける選手、そして左利きの選手となるとどれほどいることか。なんにせよ林選手は見事でした。
林高遠選手、3年連続の世界ジュニア銀メダル。確か2年目は準決勝で吉村選手に勝ち決勝で丹羽選手に負け。3年目は決勝で樊振東選手に負け、世界ジュニア卒業。その後国際大会には余り出場していなかったと思いますが、やっと表舞台に立てそうですね。もともとうまい選手という印象はありますが、世界ジュニアの頃より筋肉もつき力強さも加わっていると思います。世界ランクは高くないと思うので、世界選手権ではシードの選手の近くに入る可能性もあり、上位シードの選手にとってはいやな相手でしょうね。
他の国の選手が相手ならエースになるボールが普通に返ってきますね… 動画を見ていても、得点が入っただろうと思って安心したらまだラリーが続くので目が追いつきません(笑) やっぱりレベルが高いですねぇ。
林高遠選手、ジュニアのときより力強いですね。中陣からでも強烈に打ち返して来る。前陣でのカウンターもタイミング早く、強いボールを打つ。ただ当ててるだけじゃない。次世代は樊振東と林の2人か。