馬龍のチョップブロック
今日は技術モノの動画で、馬龍のチョップブロックを。
今年、世界選手権、ワールドカップ、そしてワールドツアーグランドファイナルの三冠を制した馬龍。超級リーグでは樊振東などに敗れることもありましたが、大舞台での強さは際立ってましたね。
そんな馬龍が、近年よく使うようになったのが、横下回転を入れたチョップブロック。動画でも言われているように、元々は馬琳などのペンホルダーの選手が得意とした技ですが(最近は海偉選手もよく使ってますね)、シェークでもワルドナーなど、ごく少数の使い手がいました。
これまでの、パワードライブでゴリゴリと攻めまくる卓球から、相手のペースを崩す技を得たことで、馬龍はさらに安定感を増した用に感じられます。
シェークのブロックといえば松健の横回転ブロックを思い浮かべますが、それとは逆回転となる馬龍のチョップブロック。ぜひ身につけてみたい技ですね。
Ma Long Chop Block
2015年12月27日
コメント
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コメント (6)
狙うものと咄嗟に出るものとあるみたいですね。タイミングが外れ効果抜群なのがよく分かります。がくんときたり、ネットにかかったり、オーバーしたり素晴らしいです。
チキータをほとんど使わなくても勝てるのは、こういう細かな技術が優れてるからでしょうね。ブロック主体のマツケンと同じくらい守備力が高く、攻撃力も最高峰。強くて当たり前、そんな感じがします。
中国語の説明は分かりませんが、下の漢字を見ると、ところどころ参考になりますね。すごく詳しく解説してますが、誰か全訳してくれないものでしょうか。
見慣れていないスイングは、脳が回転と軌道を予測する時間を遅らせますよね・・・ペンですが、丁度、この技の練習中です。(中村謙吾選手が上手いですね。)
他の中国トップ選手は使わない馬龍選手独特の技術ですね。動画では効果的だった例のみですが、全体では打ち込まれて奏功しない例と5分5分くらいと感じます。
馬琳選手と比べると、勢いを殺すことを重視して球が浮くことも厭わないところが特長でしょうか。また、最近の攻撃型の選手はバックハンドのカットでつなぐことがありますが、それとも違います。
回転のかかった緩い球が短く曲がってゆくので、バックハンドでは処理しづらく、フォアハンドで回り込めばフォア側ががら空きとなり、ショートやループドライブでつなげば強烈なフォアハンドでの逆襲が待っています。
馬龍選手がバックを攻められた場合の対応として戦術的によく考えられた技術だと思います。
バック粘着だから意外と回転量が多いのも強みかもね。