金珉鉐vs馬龍
再びグランドファイナルの動画で。準決勝の金珉鉐vs馬龍です。
金珉鉐はトーナメント初戦でオフチャロフを破っています。ううむ、これはスゴイ。続く準々決勝では我らが塩野選手をフルゲームで振り切りベスト4入り。以前ワールドチームカップで許シンと非常にいい勝負をしていましたから、馬龍相手にどこまで戦えるか見ものでしたが・・・。
馬龍強すぎ・・・という感想しか浮かんできません(笑)。金珉鉐も非常に良いプレーをしていると思うのですが、ことごとくそれを上回る盤石の強さ。
馬龍は台上バックドライブを積極的に使うタイプではないですが、バックのフリックが非常に上手いですね。0;05あたりから始まるプレーも、バックでフリックするように見せかけストップ、その次の4球目をストップするように見せかけフリック・・・。唐鵬とかバック表の選手なんかがよく使う打ち方だと思いますが、台上バックドライブよりハードルは低そうですし、参考になるのでは。こちらなども一緒に。
しかしこの馬龍をして、決勝で許シンに打ち負けてしまったのは・・・世界はまっこと広いですorz。
Grand Finals 2014, Men’s Singles Semi Ginal
Ma Long (CHN) vs. Kim Min Seok (KOR)
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2014年1月23日
コメント
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コメント (5)
はじめまして、M1号です
馬龍のブロックがオーバーすることがありましたが、
金選手の回転量が多いからなんでしょうか?
金選手、腕を大きく使って重そうなドライブを放っているように見えますが、馬龍のほうが重さで上をいってますね。私も>M1号さんと同じく回転量が違うのだと思います。ラバーの違いもあるとは思いますが、純粋に振りの速さが違うのかな?
球威が明らかに違うように見えますね・・・
馬龍選手は金選手を広角なコース取りで揺さぶり、金選手の強力なフォアハンドを効果的に潰しています。おそらく金選手がフォアハンド主戦のシェイクハンドと読んでの作戦でしょう。1セット目の0-0から、この作戦を使っていることから、金選手の戦型を「試合前から」見極めていたのでしょう。
このように相手の戦型に応じて適した作戦を取ってくるのも、中国選手の大きな特徴の一つです。単にパワーや技術だけではなく、こういったところも見習うべきかもしれません。
金選手はフォアハンドのスイングワークが大きいためバックとの連携は上手くない気がします。馬龍はそこを見逃さずにフォアカウンターをバックに集めていました。戦術の徹底ぶりが窺えます。