リ・グンサンvs松下浩二 世界卓球’89
前回の動画、主役の宮崎さんの隣のコートで北朝鮮のリ・グンサンが試合をしていましたので、今日はリ・グンサンの動画を^^。世界卓球’89ドルトムント大会団体、北朝鮮vs日本戦でのリ・グンサンvs松下浩二です。
当時のリ・グンサンは世界最高のカットマンとの呼び声が高く、逆に松下さんはまだルーキーだった時代。この後リ・グンサンは次第にフェードアウトして行き、逆に松下さんは名実ともに世界トップのカットマンと呼ばれるようになって行くわけで、今思えばその転換期となった試合というワケですね。目まぐるしく入れ替わる攻守、互いに守備型とは思えない攻撃力、どれをとってもスゴイです。
そういえば、松下さんが大学1年で世界選手権の日本代表として抜擢されたとき、全日本でランク入りすらしていない選手が「ルーキー枠」とでもいった形で選抜されたことに、非難の向きも多々あったように記憶しています。結果としてそれが世界に大きく羽ばたくきっかけとなったわけですが・・・。
卓球に限らず、スポーツの世界選手権(やオリンピック等)代表選考は難しいものですね。一発選考にしろ、実績を総合的に検討して選考するにしろ、万人が納得の完璧な選考はないわけで。しかも結果論でしかその選考の正しさはわからない。いや、「もしあの時選ばれていたら・・・」などと我々は言ったりもしますから、結局のところ永遠に『正解』は出てきません。
今年のパリ大会の選考は穏当なものだったと思いますが、選ばれた選手たちは120%の力を発揮してもらいたいですね。
WTTC 1989: Li Gun Sang vs Koji Matsushita
にほんブログ村応援クリックお願いします(にほんブログ村卓球ブログ)
2013年3月27日
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (4)
リ・グンサンって今どうしているんだろう
カットマンのカットマンへの攻撃はカットマンの泣き所を知っているせいか?凄まじい攻めができますね!このころの松下さんは身体の張りもあり、これから伸びていくようなオーラを感じます。
お互いにすごいカットマンですね!
まさに打ちも打ったり、守りも守ったり!
この大会までは、男子団体は9シングルだったはずですから
カットマンの両選手、消耗したでしょうね・・・
3位北朝鮮、4位ソ連(ロシア?)と記憶していますが
ソ連には予選リーグで日本が競り勝っていたかと。
渋谷・松下の2枚カットの後でリ・グンサンとは
マズノフ兄弟のソ連も、さぞ肩にきたことでしょう(苦笑・・・
カットマンなら(卓球やっている人なら)必ず一度は観るべき動画ですね。