呉尚垠のカウンターブロック
呉尚垠のカウンターブロック動画をば。
2000年代に韓国の中心選手の一人として活躍した呉尚垠選手。現在でポーランドリーグで活躍していますが、息の長い選手ですね。その辺は呉選手の省エネ型なプレースタイルにも関係があるでしょうが、台中央付近にどっしりと構え、両ハンドのカウンターブロックで相手を抜き去るプレーは未だ健在です。
活躍中の現役選手では、松健選手のブロックがひときわ有名ですが、松健選手のブロックは相手の攻撃を受け流す「柳に風」、呉選手のブロックは強打がそのまんま返ってくる「壁」と例えたら良いでしょうか。
呉選手の驚異的な反応速度の速さがあってこそのカウンターブロックですが、体の使い方やフォーム、コース取りなどは、我々一般ピープルにも参考になるところが多そうです。
Oh Sang Eun – The Power Of Block (Control and Placement)
2016年11月13日
コメント
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コメント (8)
よく見ると、あのスピードのある打ち合いの中でしっかり面の角度を作って対応し、しっかりと相手のいないところにブロック・ストップ・ドライブを行っていますね。ただただ感心するだけです。
こんなに打ち合い強かったっけ
呉選手の強みは、この動画のようなブロッキング主体でも点がとれてかつ攻撃に転じても、威力のある両ハンド(「アジアの大砲」とか呼ばれてたそうですが)で点数がとれることだと感じます。
彼は堅固な守りと砲台を併せ持つ要塞みたいな選手ですねwノってるときは何者でも突破不可で一方的に砲火される印象。
韓国卓球は呉・柳・朱三銃士時代は強いだけでなく戦型の見本市で見ていて面白かったなー。
守備力の高さからアジアのサムソノフって感じですね。
この人のミドルさばきはほんとすごいなぁ
一人や二人は一つの国に強豪選手がいても、呉・柳・朱ほどのレベル(オリンピックチャンピオンに世界選手権2位と3位)の強豪選手が3人そろうことは、中国以外ではスウェーデンまで遡らなければならないでしょう。それでも中国に勝てない。日本も水谷選手に続いて一桁ランカーで団体戦を戦わないと金メダルは難しいと思いました。
あのバックは昔の「ハーフボレー」に見えます。
これも失われつつある技術の一つなのかな。