石川佳純vs平野美宇 H28年度全日本選手権
H28年度全日本選手権女子シングルス決勝、石川佳純vs平野美宇の動画です。
男子水谷選手の11年連続には及ばないものの、7年連続決勝進出という、これまたトンデモナイ記録の石川選手。今年の全日本でも危なげなく決戦へ。
対する平野美宇選手。昨年度準優勝で第2シード、16歳ながら河村茉依、阿部恵と社会人の強豪を一蹴、混合ダブルス優勝の前田美優をストレートで沈め、松澤茉里奈を4-2、カットの橋本帆乃香を4-0で降して決勝進出。
試合結果はすでにご存知でしょうが、平野選手の超攻撃卓球が火を吹いています。中国の超級リーグでの修行の成果でしょう、打点の速さでも球威でも石川選手を圧倒しています。これを見ると、昨年末のワールドカップ史上最年少優勝が「中国選手や石川選手が出場していなかったから」とは、とてもとても言えないですね。
しかし石川選手も女王に恥じぬ戦いぶりでした。特に第5ゲーム、8-2まで追い込まれてからの大逆転には鳥肌が立ちました。
いや~、いろいろな意味で近年稀に見るスーパーゲームだったような気がします。両者に拍手ですね。
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コメント (10)
三球目攻撃に繋がるサービス、攻撃的なレシーブ、テンポの速い連続攻撃、強力なバックハンド、すべて平野が上でした。今のままの、受けすぎる戦型では、石川はこの先ずっと中国選手には勝てない。世界ランクもじきに平野に抜かれるでしょう。
現実を認めましょう。今年負けてよかった、東京五輪の直前でなくて良かったと、後で言えるようにもう一皮向けた、グレードアップした石川の姿を見たいものです。
石川は中国リーグ行くのである程度勝てるようになると思う…
凄まじい打点卓球ですね。
去年は難なく平野を退け「ラリーでは負けてません」と言い放った石川が、こうもきりきり舞いとは。石川が弱くなったというようには見えません。ここ一年の平野選手の成長に拍手です。
テレビで観戦していましたが平野の両ハンドラリーのあまりの速さに度肝を抜かれました。特にバックハンドのクロス攻撃は信じられない速さでした。
あの石川がついていけていない?ということを私が受け入れきれずにいたところ、解説の宮崎さんが「見る限り卓球スタイルとして平野が一歩上を言ってる」といったニュアンスのことまで言ってしまいました。
相手は絶対的女王であるのにあのようなセリフは普通はリードしていてもそうそうは出てこないと思います。
試合終盤は流石にミスが多くなってきた気がしましたがそれでも押し切りました。
一試合の勝敗で選手の優劣は決まりませんがこの試合の平野からはとてつもないポテンシャルを感じました。
平野選手びいきの解説は聞いていてあまり心地の良いものではありませんでしたね。
確かに、平野選手はこの大会に合わせてきた感じがしました。神がかっているとはまさにこの日の平野選手を形容するにふさわしく、思惑通りに試合を運んでいました。ただし、この1試合でどちらが上手か、どちらのスタイルが上かを決めるのは早計でしょう。石川選手はサーブ、レシーブともに単調になってしまい、いつもの引き出しの多さが見られませんでした。フリックで強打された驚きをひきずっている間に試合が終わってしまった印象です。高速ラリーの得意な平野選手の土俵で、あえて戦おうと意地になってしまったのでしょうか。
どちらにせよ、見ていて、とても熱くなる試合でした。この試合を経て、さらに2人が進化してくれるのではないかと期待しています。
「150%の戦いをしているようだった」石川のコメント
いやいや、中国リーグでの彼女を見ていたら100%だったよ。
普通に石川より強い!凄い!
彼女はゾーンになんか入っていないよ。
ジュニア女子は加藤でも早田でもなく、笹尾明日香が優勝したし、平野友樹も活躍したし、この平野美宇の優勝も東京に向けてまだまだ何か起こりそうな期待を抱いた充実の全日本でした!
平野選手は、劉詩文選手を思わせるようなタイミングの速さと攻撃の鋭さでしたね。昨年より特にフォアハンドの攻撃力が段違いですね。
試合を分けたのはレシーブからの攻撃、三球目につなげる展開、必殺のバッククロスでしょうか。
石川選手は、下位相手ならラリーの手数勝負でいいのかもしれませんが、パワーに勝る相手には守勢に回って手詰まりになりますね。サイドラインを切るコースか、コーナー深くへの攻めが必要と思います。
今回の全日本は例年に増して面白かったです。スポットライトの暗転もなく大観衆の熱が伝わった。
リオ五輪からの卓球人気が後押ししました。結果も水谷の最多優勝と美宇ちゃんの最年少優勝が重なり皆満足して東京体育館を後にした筈です。
実は大会前は平野より伊藤、早田を’買っていました’。12月の世界ジュニア団体で平野、早田が敗れるなか伊藤は競りながら2点取りを最後まで!(15歳の中国選手石に平野は団体個人で連敗)。グランドファイナルではあのカット、ハンインに平野は完敗でした。早田はU21とダブルスでの優勝が光っていた。全日本に照準を合わせたか、橋本、石川に勝った平野は確かに強かった。覚醒も?今後のカタールOPや代々木第二でのトップ12に注目でしょう。
某雑誌などでジュニア女子はランキングで日本が席巻していると報じられますが・・フェイク、誤った認識を与えてしまう。18になったばかりという長身王マンユ(世界ジュニア2連覇)、16歳孫インシャ等々中国にはとびきり強い若手がいます。劉詩ウェン、朱雨玲が残るか分からないが・・’20東京五輪では互角の決勝戦が観たいものです。
平野選手のリオ落選からのリベンジ、史上最年少優勝が喧伝されていますが、この決勝戦、かなりきわどい勝負でした。最終ゲーム以外はどちらが勝ってもおかしくない展開、特に平野選手が逆転された第5ゲームの次の第6ゲームを石川選手が取っていたら、おそらく石川選手の勝ちだったでしょう。平野選手は世界選手権で中国選手に勝ちたいといっていましたが、石川選手と実質接戦している現状では、正直無理。中国選手に勝てない石川選手を圧勝するくらいのレベルでないと。どうも最近の平野選手のビッグマウスが気になります。石川選手との決勝戦のように戦えば中国選手にも勝てるとか…。スーパーリーグの結果に見ればわかるように、自分は中国強豪選手の足元にも及ばないと冷静に分析してもらいたいものです。言うは易し行うは難し。いろいろ、厳しいことを書きましたが。今最も伸びている選手であることは確か。今後のたゆまぬ努力を期待しています。