福原愛vs石川佳純 全日本選手権2012決勝
平成23年度全日本選手権女子シングルス決勝、福原愛vs石川佳純の動画です。
結果はご存知、福原愛の初優勝。マスコミから「日本のエース」と言われ続け、常に優勝候補筆頭格にあげられながらも、叶わなかった全日本のシングルスタイトル。後輩の石川佳純にも先をこされ、その心中は穏やかではなかったことでしょう。
解説の近藤元監督もおっしゃっていますが、メンタル面での充実が今年は素晴らしかったですね。リードしても緩めず、連続ポイントされても怯まず、「無心」に攻めの姿勢を貫いたところ、心技体全てにおいてチャンピオンに相応しいプレーだったと思います。
男子優勝の吉村選手は、「決勝は自分のプレーをして悔いのない試合をすることだけを考えました。・・・それでどんどん攻めて・・・勝つためにはそれぐらいしかないかなと思っていました」、水谷選手は「自分が何をしていいのか、最初から最後までパニックだった」。
「悔いが残らないような試合にしたいと思っていた。石川選手はチャンピオンだし、攻めるしかない」とは福原選手、「出足の一歩目からどんどん積極的に攻められたので、『入れよう』という気持ちが出てしまった」と語った石川選手。
百戦錬磨の強者をして「心」は自在にコントロールできないもの。全日本には魔物が棲んでいる、とはよく言われますが・・・今年の全日本はそれを特に強く印象づける大会でしたね。
All Japan Table Tennis Championship, Women’s Singles Final
Ai Fukuhara vs. Kasumi Ishikawa
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2012年1月19日
コメント
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コメント (1)
愛ちゃん、本当におめでとうございます!!強かったね^^
幼い頃から悔し涙をたくさん見てたから今回の全日本選手権の嬉し涙はとても美しいきらめきでした!
インタビューで更なる目標を掲げてくれた愛ちゃんは素晴らしいスポーツマンに成長しましたね!
ファンを代表してお礼を言いたいほど感動しました(涙)
これからも観ている人に感動を与え続けて下さいね!!!
大鷲龍介
卓球王国か卓球レポートかで何年か前に河野満さんが
「全日本で優勝して世界選手権やオリンピックでいい成績が残せるのだ。
今の水谷は全日本で優勝できてるからそれなりに世界でも通用してる。
福原は世界ランクは高いが全日本で勝てないから国際大会でいい成績が残せないんだ。」
という主旨の文章を寄せていた記憶があります。
この文章が一概に「その通り」と言い切れるわけでもないのでしょうが、
全日本で、しかもオリンピックイヤーの今年に優勝できたことは大きな自信になったことでしょう。
是非男子と共にドルトムント、ロンドンでのメダルをとってきて欲しいですね。
Hondy487
福原選手の優勝インタビューの中で「肩身の狭い思いをしていた」と語っているのを聞いて、ちょっとせつない思いに駆られました。ファンやマスコミの勝手な?期待がそこまでの思いを強いていたなんて...心から「おめでとう!」と言いたいです。
呂林
卓球をよく知らない人たちからは、国内戦で勝てないのを理由に、実力もないのに人気だけで代表に選出されていると思われていたこともありましたからね。協会が卓球普及の広告塔として福原選手を担ぎ上げている、と。 福原選手おめでとうございます。
guest
今までプロツアーなどで中国選手を連破した実績もある愛ちゃんが、本来の力を初めて全日本で見せてくれました。初優勝、いやぁこれで一安心です。
サーブ、こんなに高く上げていたかな、逆に佳純ちゃんは今までより低いと観客席で観ていました。体幹が鍛えられたのか、愛ちゃんはまた強くなった。サァーの声を最初に出して、ボールを拾いにいくのが前より速かったのはなぜかな・・それはともかく、大きな大会が目白押しの2012年、愛ちゃんから目を離せません。
藤井寛子を振り切った石垣に対して、完璧なカット打ちを見せた平野、小6の加藤には苦しんだものの準決勝田代には完勝の佳純ちゃんと、ロンドン五輪も楽しみです。
さらにジュニア女子で、強豪の宋、成本、前田を連破して決勝まで進んだ平野美宇、終盤回りこんでのスマッシュも見せインターハイ王者鈴木に勝った伊藤美誠、両小学5年生のプレーにもまた驚きました。
YS11