許シンvs松平健太 世界卓球2013
世界卓球2013男子シングルス準々決勝、許シンvs松平健太の動画です。
馬琳、江宏傑、そしてサムソノフを倒しベスト8入りした松平健太。今大会絶好調、目をみはるようなプレーを連発しワールドクラスの強豪を退けてきました。相手は現世界ランク1位の許シン、ここまで1ゲームも落とさずに勝ち進んできていますが、今の健太なら・・・。
許シンのドライブを易易と前陣でブロックしまくる松健。ブロックを武器に・・・なんていうと一般的には強打を放てない弱者(って言うと語弊がありますが)の戦術ですが、松健のブロックはなんというか、世界トップレベルの連続攻撃ですら「阻む」積極性を持った武器といえそうです。フォアへ伸ばして、返ってきた「強い」ドライブをバック前に「落とす」なんて芸当、およそ世界でも松健にしかできない技ですね。
打っても打ってもブロックで嫌な場所にリターンされ、ちょっとドライブが甘くなれば、あるいは隙を見せれば強烈無比なカウンターが飛んで来る・・・。丹羽君が馬龍戦後、「(中国選手の攻撃を)健太さんは取れているので守備をもっとやります」と言っていたそうですが、世界を見渡しても、松健にしか出来ないスタイルを確立したと言えそうです。
非常に近い世代で、松平健太と丹羽孝希(酒井くんは次に続けるか・・・)という、全く異なった個性を持つ天才速攻プレーヤーが存在しているというのは、日本にとってこの上ない幸運ですね。
結果はおそらく皆さんご存知の通り・・・ですが、小野誠治さんの優勝以降で、最も世界選手権シングルスのメダルに近づいた試合でした。
WTTC 2013, Men’s Singles Quater Final
Xu Xin (CHN) vs. Kenta Matsudaira (JPN)
(ダイジェスト)
(フル)
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2013年5月20日
コメント
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コメント (15)
惜しかったですね。今までとは違い攻撃で点を取れるようになったのはすばらしいと思います。
中国トップ選手相手ににコレだけ「自分の形」で試合が出来ている映像を見るのも珍しいです。
明らかに許シンのボールが見えてます。健闘をたたえて今後に期待ですね。
4セット目のジュースを制していれば松平選手がそのまま勝っていたと思うんですけどねえ・・・
しかし松平選手のブロックにはしびれました!ワルドナー選手やサ
ムソノフ選手以上のブロックではないでしょうか!?
松平選手のプレーを支えているのは巧みな台上技術なのでそこをより鍛えて次の世界選手権では是非メダルを取ってもらいたいです!
松平健太選手、すごいですね。
前陣でブロックを止め続け、あえて許シン選手との打ち合いにはいかないという点はやはり相当なしたたかさですね。
今回の健太選手の活躍にはもはやメダルをあげたいくらいですが、これでもまだベスト8ということは、大変ですね。メダルをとるということは。
とはいえ、今後にとても明るい光が見えたのではと思います。
許はさすがのサーブ、レシーブ
松健も今まで同様、安易に攻め込めない展開でしたがブロックが秀逸でした
ブロックをしているラケットの面を見ても、許のドライブの回転量のすさまじさが見て取れました
惜しむらくは4セット目
あのセットさえ凌げれば分からなかったですね
しかしナイスゲーム
惜しい!惜しすぎるこの試合
4セット目がとれていたら・・・
なんて考えても仕方がありませんよね
この試合で松平選手は大きく進化を遂げたと思います
今後の全日本、世界大会、オープン戦などなどの
成績が楽しみですね
松平選手の神ブロックに鳥肌がたちますね
今後の活躍に期待しています!!!
応援しています!日本を世界の頂点へ導いてください!
大善戦ですね。許シンが最初からこれだけ声出している試合は初めてです。
4セット目も惜しいですが、1セット目も相手からみれば意外性のあるエースボールが幾つか決まっており、ここで許シンに慣れられないうちにセットを取れていれば、2セット目以降相手も余裕なかったはずです。(と言っても松健も最初はまだ許シンのドライブに慣れていないので、上手くブロックで止めることが出来なかったようですが。)
いつも拝見しています。
以前水谷がボイコットしたときにシャララ会長の言葉「補助剤を使うことが必ずしもプラスにならないことを証明してほしい(こんな感じのことだったかと)」マツケンの今大会の試合はそれを体現した一つのスタイルではないかと思います。
主さんも言うように現在の常識ではブロック主体のスタイルは1段評価を下げて見られかねないのですが、今回の試合を見ていると今までのブロックマンのイメージを覆すような斬新な印象でした。そう、まるでワルドナーの卓球をみているかのような感動でした。
マツケンの卓球を自民党の言葉を借りて表わすならば「異次元」の卓球ですね。
4セット目を落としたのがいたかったですね。
でもとても素晴らしい試合だったので健太選手のこれからに期待です。
日本選手の中では松平健太選手が多分MVPでしょうね。
(他にも松平志穂選手のユモンユ戦や張・健二ペアが陳紀ペアを破るなどしびれるゲームはたくさんあったと思いますが、まだ見れていません。)
この健太選手のようなプレーが打倒中国のための糸口になればいいですね。
ブロックの職人芸ですね!!
もはやブロックではなく「弱カウンター」と言っても過言ではないような威力を発揮していたと思います。私事ですが最近は左右よりも前後の揺さぶりが効果的なのだと感じています。同じコースでも回転量、バウンド後の変化を加えるだけで脅威的なのは動画の通り。男子のパワー卓球時代は終期に差し掛かっていくのではと予想します。
jitaさんのおっしゃる「弱カウンター」、なかなかおもしろい表現ですね。
健太選手のこのブロックは中国語で言うボールの威力を減じる「減力(ジェンリー)」もしくは「吸(シィ)」の技術になるのかな。
確かにカンカンと強いカウンターで攻められるのは時間的に余裕がないですが当てれば球威を利用して返球できます。しかし、緩くて勢いのないボールだとそうもいかずタイミングも取りづらいですからパワープレー封じには効果的かもしれませんね。
ただ、健太選手の神業的なボールタッチを万人が会得できるものかどうか...
裏面打法やチキータのように理論化、体系化して普及させることが出来れば日本として大きな武器になりそうですが。
許シンの気合の入り方半端じゃない・・・
松平健太という男はこれまでの【止めるだけではダメ】という固定概念を覆す選手ですね
ブロックは十分世界トップクラスですからあとはカウンターの精度や勝負所でのサーブなどを磨いて欲しいですね
録画した試合を保存して、何回も見直してる。一回転してバックで返したとか、下がってからの巻き返しや、何回もブロックしてからの攻めなどしびれる場面があってたまらん。