王皓vs馬龍 世界卓球2013
最近更新も滞り気味ですが・・・世界選手権パリ大会準決勝、王皓vs馬龍の動画です。
あまり好ゲームとは言えない試合なので、今まで何となくサイトにUPせずにいましたが、「ナゼ馬龍は肝心要の大舞台に限って王皓に勝てないのか」という卓球界の謎を、完全素人目線で(笑)。
’09横浜、’11ロッテルダム、’13パリと、全て準決勝で王皓に敗れさっている馬龍。’10全中国運動会決勝も加えれば、4度続けざまにビックタイトルを王皓に阻まれたことになります。普段のツアーなどでは圧倒的に馬龍のほうが分が良いのに・・・謎です。
例えば”Olympic Games Test Event,”と名打たれた2011年のプロツアーグランドファイナル準決勝では、馬龍が王皓を見事に打ち破っています。
この試合では、馬龍は声を出し気合十分、足もよく動き、プレーそのものに迷いがなく切れがあります。馬龍が王皓のプレーをかなりの確率で読んで待ち受けている、それでフルスイングドライブができ、それが相手を押し下げさらに自分の得意な形になる・・・という好循環が生まれている印象があります。
対してパリでは立場が逆に。打点を落として馬龍と打ち合ったら勝てないということなのでしょう、王皓はかなりリスクを冒し前陣に張り付いてプレー。サーブやレシーブでも馬龍の読みを外す事に成功、第1ゲームを奪取して馬龍のネジが狂ったであろうことは想像できるのですが・・・。
しかし第2ゲーム中盤あたりからの、馬龍の覇気の無さはどうしたことか。第1ゲーム前半では、プレーの合間合間にステップするように小さく飛び跳ねているので、メンタル面で戦闘態勢にあることはわかるのですが、以降はそれもなく俯きながらボールを拾いに歩く場面が目立ちます。
午前中の試合でボルとの死闘を制し、精神的に僅かにバーンアウトしていたであろうことを差し引いても、何が王皓を前にした馬龍をこんなに萎縮させるのか・・・やはりわからん・・・。メンタルの不調がプレーの不調に直結してしまう(またはその逆も)ところが張継科との差なのかとも思いますが、何とも惜しい試合です。
試合終了直後、王皓が馬龍にかけた言葉は何だったのか・・・。喜びを表すでもなく、少々きつい目つきで何かつぶやいています。「情けない試合するな」とも言っているように思えますが、まあそれは本人にしかわからないことですね。
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2013年6月8日
コメント
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コメント (20)
4,5セット目はなんとか自分の距離でゲームできているのですが、
6セット目は王皓の前陣に付き合う形で、自分も前陣を敷き、ミスが多くなってしまったのでしょうか?
王皓は馬龍のストロングポイントであるフォアドライブを満足な形で打たせないために徹底してバックハンドへ展開して試合を組み立ててますね
そこを強引にフォアで回り込むのですが満足な形で打てる事が少ないため、王皓に主導権を握られているといった感じでしょうか
ぼくには馬龍が(また大舞台で上手いこと術中にはまってしまっている・・・)といった表情に見えました
ぼくも試合後に王皓は馬龍になんて言ったのだろうとずっと気になっていました 中国語のわかる方でないと全く見当がつきませんね
>中国語のわかる方でないと全く見当がつきませんね
・・・それと読唇術も、ですね^^。
管理人さんの指摘されていることが的を得ている気がします。
王こうの調子が特別良かったわけでもなく、張継科がキレキレだったわけでもないことを考えれば、実に勿体なかったと思います。宮崎前監督が馬龍は脆い負け方をする時があるが、外国選手には滅多にないと言ってましたが、それを証明してしまいましたね 。外国選手には嫌になる程強いですから。許シンもそうですが、同士討ちで如何に自分を有利に持っていくかが大きな課題じゃないでしょうか。
王こう選手に見事に心をへし折られた試合でしたね
馬龍選手はなぜか精神面が強くない
技術は世界トップレベルなのに精神面が2流・・・
なのに逆にマリン選手はめっちゃ精神面が強い
何ででしょうね?w
絶対精神面を鍛えれば馬龍選手世界を取れるのにもったいない・・・
まあ外国選手のときは劉国梁総監督が後ろにいますから…。
ボルや丹羽だって劉国梁がいなかったら馬龍に勝ってたかもしんないですね。
馬龍また逃しましたね。
実力的には世界一なのに…
張継科はメンタル神でしょ。
2回目の大満貫めざしてほしいですね。
馬龍と閻安に完勝、王皓の底力を見せた大会でしたね。
やはりビッグゲームでは王皓に勝てない馬龍。
張継科とは相当差がついてしまったかな。
本当に馬龍の丹羽やボルのときの大声はどこへいったのか・・・
王皓前にしてこれはさすがに悲しいですよね。
そんな状況でも2ゲーム取る馬龍もとんでもないですが
どうしてどうして結構見応えのある試合でした。
気合いが抜けていたのは2セット目後半、3セット目と最終セットの点差が付いた時だけでしょう。
馬龍が王皓に弱いのは、王皓の裏面ドライブへの対応で、馬龍のミスが多いように思います。特に点差が付いたセットはそう感じます。
裏面ドライブのブロックもフォアでのカウンターも、スピードに付いていないけなかったり、回転に対応できずにミスしたりが目立ちます。確かにバックに集めている展開が功を奏している思いますが、馬龍はこの対裏面打法対策を練らないと、肝心な時に王皓に勝てないように思います。
何球か馬龍が王皓が止めたブロックを見送ってる場面がありますよね
なんか腰がガタガタで体感の強さも隠れてしまい飛びついても体制が崩れてしまう場面が多かったです…
確かにラリー戦が目立つものの、要所要所での台上の主導権をことごとく王皓が握ってるのが印象的ですね。馬龍がストップに対してツッツキが多いのに対して、王皓はダブルストップやフリックを積極的に使っています。
こういうのはやっぱり点数だけでなく試合のリズムにも響くのではないでしょうかね。
馬龍と王皓の勝ちにこだわる執念が試合を左右したように感じられます!気迫が強かった王皓!波に乗り切れなかった馬龍!実力差は感じられませんが王皓に一日の長があったと思う試合内容でした。
フォアのラリー戦になれば馬龍に分があると思うのですが、台上で王皓に先手を取られる場面が目立ちますね。
王皓は相手を見てコースをねらうのがうまい
中国人は実力の違いがないのでその日の調子の良さによって勝敗が
決まるかもしれませんね
馬龍は、王皓に気迫負けしたように見えます。
王晧は馬龍のフォアを封じるような戦術ですね。それでも普段のワールドツアーの実力を出せば勝てると思うのですが王晧のバックに打つと待たれるのでミドルやフォアに攻めたほうが得点になると思う。
確かに馬龍のスーパープレーも出ていましたが、その直後にあっさり点数を落としてしまう場面が多かったように感じます。最後まで王晧のペースで、試合の流れを自分のものにできるところまで持っていけなかったですね。
王晧も試合に勝てないという時期がありましたし、先輩として後輩の馬龍には頑張って欲しいでしょうね。
馬龍の強烈なフォアドライブが王皓には、あまり効いていないですね。メンタルの強化をすれば、勝機は、あると思います