朱雨玲vsリー・ジャオ 女子ワールドカップ2015
女子ワールドカップ2015準々決勝、朱雨玲vsリー・ジャオの動画です。
波乱の多かった今大会でも、特大のジャイアントキリングがこの試合でした。WR3位で第2シード・20歳の朱雨玲。正真正銘の優勝候補が、42歳・片面ペンホルダーのリー・ジャオに敗れ去りました。
このところ大会続きで、朱雨玲の疲労もピークに達していたであろうことは間違いないでしょうが、それにしても信じがたい快挙です。
恐ろしく堅くて多彩なバックショート、コースの読みにくいフォアハンドに、試合の流れを読む戦術眼。男子の何志文と似たスタイルではありますが、リー・ジャオのほうが完成度はさらに高いように感じます。
試合中の豊かな表情と仕草にも大ベテランならではの心の余裕を感じますが、何かこう、思わず応援したくなる選手ですよね。
ペン使いの管理人としては、もう感嘆のため息連発、大感動の素晴らしい一戦でした。
2015 Women´s World Cup Highlights: LI Jiao vs ZHU Yuling (1/4)
(ダイジェスト)
(フル動画)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (13)
圧巻のペンホルダーですね。そして素晴らしいマナー。この試合以外でも随所に見られました。相手のエッジボールには自ら指をさし相手の得点を示唆したり、いやな顔の一つも見せません。尊敬に値する素晴らしい選手です。
試合終了後は勝っても負けても笑顔で相手を讃える姿はほれぼれします。
年齢からいって、この先の選手生命は長くはないと思いますが、ぜひ活躍を続けてもらいたいですね。
拍手!
リー・ジャオ選手はプレーもマナーも素晴らしいですね。
変幻自在のショート、多彩な台上&サービスで朱雨玲を翻弄しています。
朱は鉄壁のブロックで守備力なら世界一だと思っていたんですが、この試合はリ・ジャオに抜かれまくっています。
リ・ジャオの的を絞らせないコース取り、どこに打ってくるかわからないモーションの為だと思いますが、コースが読めてないと42歳のリ・ジャオの球威でも普通に打ち抜けるんですね。
コース取りや戦術の大切さがよくわかるペンドラ好きには涙ものの動画です。
あと試合続きで疲労がというのは全く言い訳にならないと思いますよ。同じスケジュールをこなしている劉詩文が完璧な試合内容で優勝していますし。
何より対戦相手のリ・ジャオは倍以上歳が離れた選手で、彼女は今大会予選からの出場。現在ヨーロッパリーグ、ECLにも参戦している中で来日してのこの試合ですからね。
完全に実力、戦術、メンタルで負けている試合です。
ダイジェスト見ただけですが、朱のレシーブが恐ろしく単調です。あれでは試合の主導権はにぎれない。そうさせたリーの戦術なのでしょうか?リーは素晴らしいと思いますがどうも解せない。何があったのでしょうか。
4セット目の中盤、スマッシュを外した、リー選手。
笑顔で悔しがってましたね・・・
トップ選手でも若手では、あの笑顔はでないでしょう。
卓球のいいところは、円熟したものと、若者が本気でぶつかれるスポーツですね。
Bangbangさん
ダイジェストはあくまでダイジェスト。
何があったのかわからないならまずはフル動画を見ることをおすすめします。
朱雨玲によるとジャオとは初対戦でサーブの回転はおろか、どのコースにくるかさえ全然読めなかったそうです。
ダイジェストでは省かれていますがサービスエースも相当とられていますよ。
やっぱり場数を踏んでいろんなタイプの人と当たるのが大事ですね。まさか負けるとは思っていなかったかもしれませんが、最後の2本とその後の歩き方が本当の姿。いまどきの42歳は若いですよ!それにしても、中国選手の戻りが遅く見えるくらいの反応の速さ、どんな練習をしているのでしょう。
強すぎる中国、申し訳ないが男女とも外国選手の番狂わせは歓迎の昨今です(色々なスポーツでアジアが強い欧米勢に勝つのは嬉しいのですが)。今回のアップセットで驚いたのがエジプトのメシュレフwr116と杜ホイケン(wr19もはや香港の若きエース)の一番。ジャージズボン姿での福原戦、サウスポーの運動能力の高さが目立ちました。男子Oアサールと共に今後エジプトを引っ張る選手です。そのエジプト開催カデットチャレンジでは女子南アメリカ(プエルトリコ、ブラジル等)がアジア、ヨーロッパを破って優勝と何か胎動の気配です。
今回一番熱く観られたのは石川対リージャオでした。ペンバックプッシュが石川のフォアをノータッチで抜き去る度にため息、佳純ちゃん段々ボールに追いつき逆にクロスに抜き返すプレーには拍手。今年、ゾルヤ、天才チェヒョジュ、パルティカという左利きに敗れていた石川の左対応が出来てきたかと嬉しかった。まだ若いから皆さんのコメントにある弱点の克服も進めて行けるはず。
フル動画を見ました!
昔のスポ根劇画さながらで、メチャメチャ面白い。二人の表情を見て何度も吹き出しちゃいました。何このオバサン、騙されないわよ、という心の声が聞こえてきそうです。リージャオのオーバーな顔芸とジェスチャーがボールの緩急とあいまって朱選手を撹乱してゆく様子は老獪にもほどがあるという感じですが、それにしても本当に勝ったのはすごい。
朱選手は、6ゲーム目10-7から5点連取されて負けていますね。点の取られ方も、甘い三球目をつないだり、他の中国トップ選手では見られないもののように思います。
中国団体代表3人目の選考はかなり難しくなったのでは。。
第6ゲームの逆転の様子はまるで降臨、神がかっていますね。大ベテランが話題の若手トップ選手に勝つなんて我々に勇気を与えるし、実に痛快です。いつまでも元気で頑張って欲しいですね。
リー・ジャオはもちろん素晴らしいですが、朱雨玲はあからさまにびびっています。
この負け方は中国首脳陣に対する印象も相当悪いでしょうね。
やはり詩文、丁寧、李暁霞のトップ3とはかなり差があるなぁと感じました。
始まる前からコーチが不安そうな表情でしたね。準備不足だったのでしょうか。
朱選手本人にとって貴重なだけでなく、指導陣の方針修正にもつながる一戦かも。
孔監督の信頼を少々失ったか朱雨玲、初戦でポータwr31にもフルゲームと大苦戦しています。体の不調か、会場に飲まれていたか・・劉詩ウェンが優勝後に「awesome atmosphereすごい雰囲気(中国語の訳)」と語ったほどの、2千人ほどの’卓球に集中出来る日本観客’の存在が預かったかもしれない(欧州勢にはプラスだったか)。
ゼビオアリーナは民間施設ですか。上の4面ビジョン等米国製とのこと。スポットライトで会場が暗い中でリボン照明が映えますね。(全日本などは通路も暗くなり金曜日までとの違和感もあり反対です、満員5、6千人の様子が見えることで良い興奮が生まれます)ゼビオは最大4千です。両サイドの可動席が使用されずその上部は台からは遠い。愛ちゃんが日曜に登場出来ないというハプニング、当日券が卓球にしては高価なことが客数に影響しましたか。しかし音響、照明効果は他に類を見ないこのアリーナは可能性があります。「見るスポーツ」卓球でも日本は世界トップになってほしい。仙台へ東京から日帰りの卓球ファンがどれほどでしたか。