水谷隼vs王建軍
ヨーロパチャンピオンズリーグ2013-2014から、水谷隼(UMMC)vs王建軍(ポントワース)の動画を。12月7日に行われた試合です。
今シーズンはロシアのUMMCでプレーする水谷隼。このポントワーズ戦では、1番でフレイタスに2-3で破れています。2番ではシバエフが王建軍に勝ちUMMCがタイとしますが、3番でカールソンが譚瑞午を沈めて再びポントワース1点リード。そしてこの試合です。
で、ペンドラの王建軍ですが、スタイルとしては非常にオーソドックスと言えるでしょう。流行りのチキータや台上バックドライブは使えず、レシーブはストップが中心。裏面も振りますがかなり限定した使い方で、バックは表面のショートがほとんどです。中国の国家隊で長らく柳承敏の仮想選手を務めていただけあり(その頃は日ペンでプレー)、フットワークを活かしてフォアドライブで点を取っていくスタイルですね。
そんなオールドな戦型で、吉田海偉をもボコる我らが水谷隼に対抗できるのか・・・と思うのですが、これがどうして。特に引き合いでの強さが目を引きます。
先手を取られ不利な形になっても、ラリーに持ち込んで、そこから押し込んでしまいます。許シンのフォアドライブみたいにエグい回転がかかっているわけでもなさそうですし、馬龍みたいにトンデモナイ球威があるわけでもなさそうですが(王建軍のドライブに球威がない、という意味じゃないですよ)、なぜかラリーに打ち勝ってしまう・・・。
バックはショート中心で怖さこそないですが、ミスが少なく守備力も高く、安定してますね。ただ、台上の巧さも含め、日ペンでプレーしていたころのほうが強かったとは感じます。王建軍もさすがに衰えてきてるのかな・・・。
水谷選手が自身のブログで語っていたところで曰く、(選手層が薄いので)自分が2点ないし3点とらないときつい(チームも勝てない)と。ラストのシバエフに繋ぐことができるか・・・。
Jun Mizutani vs Wang Jian Jun (Champions League 2013/2014)
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2013年12月18日
コメント
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コメント (8)
王建軍は中ペンになった時から応援してます。
やっぱり強いですね。尊敬してます。
水谷選手2010年モスクワの時が一番強かったような。
次の世界選手権で活躍してほしいです。
王建軍は特別何かすごい球を持っているわけではないと思いますが、全体としてバランスの良い卓球をしている気がします。
一方で、水谷選手、失礼かもしれませんが少し太りました?飛びつきが遅くなっている気がします。全日本・世界選手権までに調子を上げて欲しいです。
王は下げられても積極的に前に出て行くように見えます。
水谷は好きな選手なだけに頑張ってほしいです。
ただプレースタイル的に、パワーと打点でガンガン押し込んでくるようなトップ10を倒すのは難しい気も。
ボールタッチや安定感なら世界最高クラスだと思うんですが…なんだかんだで補助剤の影響も大きいのかな(;_;)?
余談ですが我輩の台上BDではほとんど打ち抜けませぬ。ミス率考えると効率悪し。あっしレベルではあまり使われない理由がよくわかりました。
偉大なる樊様への道のりは遠い。
水谷選手のフォアハンドが型崩れしているようです。
ラリーに打ち負けたり、連続ドライブでミスが出てしまうのもそのためでしょう。
つまり、原因は分かりませんが、「不調」なのでしょう。
xuxinloveさん
おそらく筋肉ではないでしょうか・・・?
水谷選手は筋トレに関してマニア並ときいたことがありますし。
水谷選手のレシーブはブランクの割には良い感じがします。卓球王国にあるように、ボールの回転が見えるので、安定した強さを維持出来るのでしょうか。
来年7月に導入予定のプラスチックボールがラリーの得意な水谷選手を後押しするのか。補助剤問題はまだ解決をみないが、どうなるのか。年齢的にはまだまだ若いものの、国際舞台に出てきたのは10年近く前のグルー時代ですから、もうベテランの域ですね。色々な問題が片付き、円熟したプレーを見せて欲しいですね。
こうして改めてみてみると、王建軍強いですね。あと「吉田海偉をもボコる我らが水谷隼」とかいてありますが、全日本選手権の前の試合では、吉田選手が水谷選手を4-2でボコって完勝してたみたいですよ。きょうのブログに書いてありました。このことを考えてみると、吉田選手と町選手の試合のときに、「町こい!町こい!町こい!」って心の中で必死に叫んで祈っていた水谷選手の姿が目に浮かびます。