ルカ・ムラデノヴィッチvs田中佑汰
今日も現役選手には興味なさそうな動画で(笑)。2016年フランスジュニア&カデットオープン2回戦、ルカ・ムラデノヴィッチvs田中佑汰の動画です。
ルカ・ムラデノヴィッチはルクセンブルグの選手。2016年7月現在の世界ランクは404位で、決してワールドクラスと呼べる選手ではありません。しかし見て分かる通り、プレーは非常に個性的。フォア裏、バックアンチの異質攻守型です。対するは去年の全中準優勝、愛工大付中の田中佑汰選手ですね。
動画の最初の一本から、ムラデノヴィッチ選手のバックブロックを、田中選手がツッツキでネット下部に直撃。ラバーの性能もあるのでしょうが(某社新製品のアンチラバーらしいですね)、恐ろしい切れ味です。アンチの変化を嫌い慎重につなぐと、まわり込んだり反転したりで打たれ、非常にやりずらそう。こんな選手と対戦したらと思うと、個人的に涙目になりそうです。
ただ田中選手、前半はいいように翻弄されているように見えますが、第2ゲームあたりから変化を見極め4-1で勝利、そのままベスト4まで勝ち進んでいます。
やはり異質攻守型はトップレベルでは非常に勝ちにくいスタイルだと思いますが、逆に愛好家レベルであれば非常に勝ちやすい戦型かとも思います。そういう意味では、我らアマチュア選手には参考になる部分も多々あるかと。
Luka Mladenovic VS Yuta Tanaka (Summary)
2016年7月17日
コメント
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コメント (6)
この動画を見た後に、勝ったことを聞かされると田中選手はかなり適応能力が高いと感じとれます。普通、混乱・パニック状態のままずるずると続いて負けてしまうんじゃないですか。それにしても相手選手は、体型のわりに器用に攻撃と止まる球を丁寧に使い分けていますね。
異質攻守は我慢と頭脳ですね。もっと動けなくなったら、異質にしようかな、と考えてましたが、ボケた上に切れやすくなりそうなので、無理そうです。
田中選手、序盤のこの展開から勝ったのですか。それは素晴らしい。見たかったですね。
レベルは全く違いますが、うちの地区の中学生でもアンチの選手をたまに見かけます。ツブ高はともかく、アンチなんててっきり絶滅したとばかり思ってたので、もう見てるだけで具合悪くて(笑)。
アンチ使いたくなりますね
卓球とは、認知のスポーツですよね・・・
見たことのない、経験したことのないスイングと回転と戦法を前にして、、1球1球冷静に分析して、自分の経験値にするか。
しかし、
普通の一般ピープルなら、これに無駄な感情が入りますよね・・・「嫌だな」と
これだけ、打って落ちて、繋いで叩かれると、心が萎えるところですが、そういう意味で、この試合の動画は一流選手の心持ちの違いを覗えますね。
いい動画ありがとうございました。
世界卓球2017デュッセルドルフの卓球王国の速報で、バックアンチの選手が紹介されていたので
記憶を辿ってここに来ました!!
http://world-tt.com/ps_info/ps_report.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=000180&rpcdno=48#48