ちょっと古いですが、2010年のポーランドオープン女子シングルス決勝、リー・ジャオ（李佼/オランダ）vsシェン・イエンフェイ（沈燕飛/スペイン）、中国国家隊OG対戦の動画です。


シェン・イエンフェイはフォア面表ソフトの前陣攻守型、ここ半年で非中国の世界ランク上から10人を全員倒しています。79年生まれで王楠と同世代の帰化選手です。

対するリー・ジャオはさらにベテランで、鄧亞萍と同世代。現世界チャンピオンの張継科がジュニア時代、青島二体チームに所属していた時の担当コーチだったそうですが、今だに欧州チャンピオンになり世界ランク20位前後をキープしているのですから驚きです。ペン裏裏ですが、裏面は使わずほぼ全て表面のみでプレーしてます。’05全日本女子チャンピオンの金沢咲希は重量調整用に裏面に表ソフトラバーを貼ってましたが、そんな目的でしょうか。

試合は前陣でのパチパチの速攻ラリー戦に。それにしてもリー・ジャオ、バックショートの巧いこと巧いこと。鉄壁の上に変化もあり、バック対バックで完璧にシェークと対等以上に渡りあっています。ペンの弱点、フォア・バックの切り替えも早い。シェン・イエンフェイも表ソフトらしいコンパクトなフォームでの速攻プレーが小気味よいです。

どちらもフツーのオバサン顔で（失礼）、プレーをしていなければその辺の市民大会の試合みたいですが＾＾、実は世界最高レベルの技術戦、素晴らしいです。どちらもロンドン五輪代表、大ベテランの味でどんな活躍を見せてくれるでしょうか。

2010 Polish Open, Women’s Singles Final
Li Jiao (NED) vs. Shen Yanfei (ESP)



にほんブログ村応援クリックお願いします（にほんブログ村卓球ブログ）

2012年7月25日