松下大星の裏面打法
愛知工業大学の、松下大星のプレー動画です。
松下大星選手は、元日本代表のペンドラ、松下雄二さんのご子息。三兄弟のうちでお父さんと同じペンドラの道を選んだのは大星選手だけのようですが、今の時代を反映して裏面も振ります。そして彼の特異なところは、反転式の角型日ペンで両ハンドを振っていること!
角ペンで裏面といえば、昔、王建軍がちょっとだけやっていたことがありましたが、バランス的にえらくスイングが大変そう…。しかし大星選手、ブンブン振り回してますね。
見ていて、中ペンでの裏面ドライブとの違いは、やはりバックストレート。シュート回転がかかっていて、弾道がやたらエグいです。この秘訣(?)は、グリップ裏面のコルクをほとんど削りとっていることにあるようです。前腕とラケットがほぼ同じ角度になることで、あのエグい裏面シュートドライブが生まれるようですね。
お父さんのプレーを彷彿とさせる、フォアドライブの威力も素晴らしい。ニュースタイルの日本式ペンドラ、今後の大星選手の活躍に、大いに期待したいですね。
2014 インターハイ団体決勝 坪井勇磨(青森山田) vs 松下大星(愛工大名電)
JTTL 2015 村松雄斗(東京アート) vs 松下大星(愛知工業大学)
2015年12月29日
コメント
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コメント (6)
昔シチズンの伊藤選手が日ペン裏面打法やってました。
伊藤誠選手ですよね。懐かしい…。いまは監督されているみたいですね。フォアのパワードライブが記憶にあります。
卓球レポートにも伊藤選手の裏面打法の特集がありましたよね。当時はかなり異端の打法だったように記憶しています。
一番上の3:03のプレーなんか特にすごいですね。日ペンで裏面打法がここまで振れるのかと思いました。むしろこちらの方が安定性も威力もでるんじゃないかと思うぐらいです。もちろん大星選手の努力の賜物なのでしょうけどね。
真ん中の動画でも裏面打法の威力が伝わります。レシーブや三球目攻撃でも威力がでててビックリしました。
体格もあってフォアハンドも威力がありますし、安定性に欠ける部分が改善すれば日ペンの大星として輝いてくれるかもしれませんね!
今後が楽しみです!
彼の母校である愛工大名電には名前は伏せますが今の20代後半(まだ続けてるのかな…?)に日ペンで裏面を貼る選手がいましたね。
日ペンとは限りませんが伝統的に一人はペンの選手がいる印象で嬉しい限りです(^_^)
裏面が加わっただけでフォアドライブ、バネのある動きは雄二さんそのものですね。ちょっと違うなと思うのはカット打ちです。
私がお父さんのカット打ちを見た時は、日本リーグ(対渋谷戦)でしたが、殆どレベルスイングに近いもので、離れた所からでも「ビシッ」という打音が聞こえてきました。擦るというより弾きドライブという感じで、同じ線型で、隣で試合をしていた伊藤誠(対松下浩二戦)さんのループ主体のカット打ちとは違う感じでした。
当時、渋谷、松下両君が地方に講習会に行くと決まって「思い切り切ったカットをしてもらえませんか?」と言われたそうで、勿論、素人では持ち上がらなかったそうです。
大星選手は日本のペンドラの星として応援しています。
自分は高校生の時に中学生の渋谷選手と対戦経験ありますが、
山なりカット持ち上がりませんでした、
そしてあっさり負けました、とほほ。
しかし、この大星選手の戦型はひょっとすると韓国選手が研究
してるかもしれませんね。