イングランドvs日本 世界卓球2016
世界卓球2016男子団体準決勝、イングランドvs日本の動画です。
イングランドがベスト4まで上がってくるとは、大会前には誰も予想すらしなかったことでしょう。しかしグループリーグではスウェーデンとフランスに敗れるも、ドイツ・デンマーク・マレーシアを破って3位通過。決勝トーナメントではポーランドを沈め、準々決勝ではグループリーグで敗れたフランスに「5番・フルゲーム・ジュース」という大激戦でリベンジ。83年東京大会以来、33年ぶりというベスト4進出です。
失うものは何1つない、勢いに乗りまくる挑戦者。方や日本は、負けて失うものがあまりにも大きい。受けに回れば、飲み込まれること必定でしょう。難しい試合になりそうです。
試合は…やはり今大会のイングランドは強い!1番は堅実に日本が取るも、相手エースのピッチフォードが絶好調。3番のウォーカーも大当たりして、激戦となりました。日本男子、女子に続いて決勝進出を決めることができるか…。
1番:水谷隼vsドリンコール
2番:吉村真晴vsピッチフォード
3番:大島祐哉vsウォーカー
4番:水谷隼vsピッチフォード
コメント
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コメント (15)
本当に厳しい試合でしたね。
水谷選手、吉村選手の粘り勝ちにはしびれました。
相手が格下だと思うと、すごい球が返って来るたびに予想を裏切られて反応が遅れますよね。
それにしてもピッチフォード素敵でした。応援したいけど日本選手にも勝ってほしいし。。。ナイスプレーで惜敗ということで、めでたしめでたしでした。
勝負の世界に【 たら、れば】はないですけど、もしピッチフォードが吉村と水谷に勝てばイングランド決勝進出。そう考えるとピッチフォードは大きなチャンス逃してしまいましたね。
ピチフォード、手足長く(あのマテネのよう)カッコイイです。
むちのようなバックハンドの凄さに目を見張りました。
水谷選手、4本マッチポイントを凌ぎこのロビングプレーです。男子卓球の神髄がテレビでも放映されました。
男女とも準決勝4番を死に物狂いでものにしました!最終5番だったならファンの心臓も止まりそう。6月のジャパンOPは東京体育館、大変な盛り上がりになりそうです。駆け付けねば。
普段通りの卓球が出来なかった水谷選手、実力以上の卓球が出来たピッチフォード選手、大舞台の怖さとはこうゆうものでしょうか?それにしても第4ゲーム6-10からの展開には痺れました。正にアンビリーバブルです。異次元中国チームに一泡ふかせて下さい。
(追記)’14東京団対では下のディビジョンのイングランドは代々木第一体育館ではなく東京体育館でプレーしていた。ドリンコールなど観れるかと行ってきました。席は空でしたが、通りがかったジャージーの役員の女性、最少年齢だったかモルドバの男子と話せて良かった!
今回オフチャロフ欠場で混戦予想のBグループ、ドイツはまさかの予選敗退、フィルスも活躍出来なかった。フランスの新世代もゴズィだけではトーナメントではイングランドに敗退。スェーデンもBでした。世界ランク最上位のジェレル欠場にもかかわらずベスト8で中国と対戦する所まで!しかし若いケルベリをなぜ起用しなかったか疑問も・・韓国は中国相手に朱世赫を外し張ウジンを経験させています。
YouTubeの外国の方のコメントでピッチフォードは運が悪かったみたいなコメントが幾つかあったんですがなんなんでしょうねえ。多量のネット、エッジなどこれ以上ない程の幸運がピッチフォードにはあったと思うのですが
YS11さん、
ディビジョン2を実地で観られるあたり、流石です☆
グループBは今大会最大の「死の組」になりましたね。
ドイツ・フランス・スウェーデンと
欧州強豪国が顔を揃える中、台風の目は
卓球母国・イングランドでした。
正直日本代表は楽勝と踏んでいたでしょうが
一泡も二泡も吹かされてしまいました(汗
兼任監督のA.クック選手が地味に懐かしいですが
83年東京大会のイングランドとなりますと
“黒豹”ダグラス選手が主戦で
粒高のプリーン選手が出てきた頃でしょうか。
(リアルタイムの方、おられますか?)
ピッチフォード選手辺りを観ていると
世代交代のやや遅れているドイツを脅かす
母国復権もありそうですね☆
左中ペン表さん,卓球マニアのKOです.
83年東京大会リアルタイムです.毎日見に行きました.
もう33年も経つのか(^^;).
当時のイングランドは,速射砲ダグラス,裏+粒のプリーン,
裏+アンチ(だったと思う)のヒルトン,というメンバーでしたね.
両面同色でOKだった最後の世界選手権です.
予選リーグで日本はハンガリー,イングランドと同組で,
最終戦のハンガリー戦を迎えた時点で日本全勝,
ハンガリーとイングランドが1敗という成績でした.
日本は最終ハンガリー戦に敗れて3すくみとなり,3位で決勝進出を逃しました.
この大会は予選A組とB組のそれぞれ2位までが決勝ト-ナメントに進出という方式で,
優勝は中国,2位はスウェーデン.
ワルドナー初出場の大会でした.
KOさん>
やはりご覧になっていましたか。
こういう点ではベテランの方にはかないませんm(_ _)m(汗
荻村氏の著書で「西洋忍者」と書かれていた
アンチ・オールラウンドのヒルトン選手も
出ていたのですね。
この大会を特集した、長谷川信彦氏の
『卓球・世界の技術』拝読しましたが
両面同色最後の世界戦ということで
アンチが猛威を振るったようですね。
特に蔡振华選手は凄かったとか…
その中にあってスウェーデン準優勝とは驚きです。
(ワルドナー選手が初出場、
S.ベンクソン選手最後の出場でしょうか)
>予選リーグで日本はハンガリー,
イングランドと同組で~
~3位で決勝進出を逃しました.
何と! このときは、惜しくも
イングランド(とハンガリー三銃士)に
上を行かれていたのですね。
今大会で、33年越しのリベンジを果たしたと
言えるかもしれませんね。
詳細な現場リポート、勉強になりました!
ありがとうございますm(_ _)m☆
左中ペン表さん,KOです.
年取ると昔話が好きで・・・(^^).
1983年東京大会の男子予選リーグB組では,
日本5-3イングランド
イングランド5-2ハンガリー
ハンガリー5-2日本
と3すくみになり,1位イングランド,2位ハンガリー,3位日本となって
決勝進出を逃したのです.
この時女子で優勝した中国チームメンバーの倪夏蓮が今回の世界選手権にもルクセンブルクから
出場しているのは驚きです.
蔡振華は両面黒黒の裏ソフト+アンチ,サービスのボディーハイドOK,足音バタンでせービスの打球音を隠す,というスタイルでした.
蔡振華は左利きでしたから,右利き選手からはサービスが全く見えません.
齋藤清はシングルスで当たって善戦しましたが,及びませんでした.
ITTFのデータベース見ますと,ステラン・ベンクソンの最後の世界選手権は1985年ヨテボリです.
ただし,1985年は団体メンバーには入っていません.
KOです.
一つ忘れていました.
ハンガリー三銃士はヨニエル,クランパ,ゲルゲリーですが,
1983東京大会はクランパが不出場で(ハンガリーの協会ともめたとかなんとか),
代わりにクリストン(裏+アンチ)でした.
KOさん> 追加情報ありがとうございます(^_-)-☆
クランパ選手は出なかったのですね…
確か、’88ソウル五輪でも
ベスト4入りしていたはずですから
けして限界でなく、
そうした事情での不参加なのでしょうね。
地元で必勝を期した日本はセット率僅か1(!)での
敗退ですか…
それだけ当時のイングランド、
また4番手?起用で上がったハンガリーの
戦力充実ぶり、また異質勢の活躍が際立ちますね。
(ヨニエル選手も試合によって
裏裏とアンチを使い分けていたと聞きます)
フォアの前陣パワードライブも強烈だったという
蔡振华選手は、アンチ攻撃の究極形でしょうか。
単決勝、よく郭躍华選手勝てたな、と思いますが
もしや、今で言う「让球」…?
倪夏莲選手のキャリアは驚異的ですね。
続く’85年大会で何志文選手がやっとデビューですよね…
S.ベンクソン選手も、次大会にも出ていたのですか。
不勉強恥じるばかりです(恥
貴重な「昔話」、今後と宜しくお願いしますm(_ _)m☆
左中ペン表さん,KOです.
昔話楽しいです(^^).
https://www.youtube.com/watch?v=pfFEm-Fui-0
に1983年東京大会男子単決勝,郭躍華-蔡振華の動画があります.
実況で郭が体育学院の教師,蔡がそこの生徒だと言っています.
慣れているのが大きいんでしょうね.
長いボールをうまく使っているようです.
あと,
http://www.takurepo.com/past_archive/2014/06/002059.html
で長谷川信彦さんが,
1981年ノビサドで蔡振華を破ったのは全試合を通じて郭躍華,ベンクソン,小野の3人だけであった,
と書いています.
3人とも世界チャンピオンですから強いのは当然ですが,
ベンクソンも小野も左利きなのも大事なのではないでしょうか.
左利きの方が蔡のボディーハイドサービスが見やすいです.
そう言えば,1983年東京で蔡振華に善戦した齋藤清も左利きですね.
斎藤も蔡振華戦でロングサービスを多く使っていました.
让球.これは勝ちを譲るということですか?
当時,そういう推測を言った人がいるのは覚えています.
もっと後年の小山ちれのときもそういう問題があったのですから,
このときもあったのかも知れませんが,私にはなんともわかりません.
KOさんの「昔話」、本当にためになりますm(_ _)m☆
動画拝見させていただきましたが
蔡選手が郭選手の教え子とは存じませんでした。
やはり慣れているのか、
アンチを苦にする様子があまりありませんね。
KOさん仰るとおり、サーブ・レシーブも
長短をうまく活かしての攻略、見事です。
齋藤選手もロングサーブを効かせていたとのこと、
アンチや粒高攻略のセオリーでしょうか。
齋藤選手含め、サウスポーがボディハイドに強い、
というのも理解できます。
(自分もアームハイドOKの時代、
左相手のサーブに苦労しましたσ(^◇^;)…)
让球の「让」は「譲」の簡体字で
お察しの通りの意味の中国語だそうです。
中国選手同士の対戦ではよくあった、と
仄聞したもので、つい疑ってしまいました。
とはいえ、そんな「憶測」を呼ぶほど
中国の力が図抜けていた、ということでもあるかと。
(そういえば男子複を唯一制した一人の
カリニッチ選手はその巨体を利して
複でもボディハイドを効かせていたとか…)
いずれは日本もそのくらいまで復権して
自分にも「日本人世界王者」を見せてもらいたいものです☆