サムソノフvs許シン ワールドカップ
男子ワールドカップ2012の3位決定戦、サムソノフvs許シンの動画です。
ううむ、どちらも直前の敗戦が尾を引いているのか、準々決勝あたりのプレーと比べ切れが劣る気がします。が、準決で手も足も出ずに馬龍にボコられた許シンと、2-4ながら紙一重の激戦をティモ・ボルと繰り広げたサムソノフでは、精神的なダメージがより深かったのはやはり許シンか。許シンの準々決勝、江天一戦ではアンビリーバブルなプレーを連発していましたが、その時と比べると・・・。
が、それにしても今回のサムソノフは調子の良さを伺わせるプレーをしています。抜けたと思ったボールにもスッと手を出していいコースに返している場面が何度も。カウンターも見事に決めていますが、コースを突いた柔らかいつなぎボールで許シンが打ち気を外されているせいで、早いタイミングでのカウンターが余計に効いているような・・・。むしろ前陣でガンガン打ちまくってきてくれたほうが許シンは調子が出たかもしれませんね。
ヨーロッパの古豪が中国に一泡吹かせるか、中国の中心選手になりつつある若手が実力を見せつけるか・・・。興味深い対戦です。
Men’s World Cup 2012, Singles Semi Final
Vladimir Samsonov (BLR) vs. Xu Xin (CHN)
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2012年10月2日
コメント
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コメント (14)
ITTVで途中からライブ中継を見ました。
結果を見ればわかるように、今大会のサムソノフを仕上がりは非常に素晴らしかった。今大会では実にアグレッシブに攻めており、ラリーの巧さが際立っていたように感じたが、この試合は特にそこが光っていた。前陣で試合をさせればカウンターや変化ブロックで振り回し、中陣から後ろに下がればフィッシュでの粘りや引き合いの強さ、と穴が見つからなかった。
以前からカウンターやブロックには定評のある選手であったが、下がってからの打ち合いも実に巧い。コース取りが絶妙であの許シンの常識外れのフットワークを完全に抑え込んでいた。打ち合いの鬼、許シンと互角以上に打ち合っていたのには、ただただ驚くばかりであった。
一方許シンは的が絞れず、ゲーム終盤では普段なら余裕をもって回り込むところを裏面で打つ機会が多かったように感じた。左右の揺さぶりだけでなく、下げられてから変化ブロックで前に落とされ、つなぐことしか出来ないような状態で通常をプレーをさせてもらえなかったのが敗因か。こういった『巧い』選手に如何にして勝つかが今後の許シンの課題だろう。
サムソノフは今年で36歳になったが、まだまだ世界で戦えることを示した。ぜひリオでの五輪でも活躍してほしいところ。
サムソノフ、身体の懐が深いと言うか、技術の懐が・・・
全く許シンのペースにさせませんでした。チェンジオブペースも思うがまま!まさかのラブゲームも? それにしても許シン、何か覇気が感じられません!ボールのハシリも身体のキレもなく、体調が悪いならまだしも、精神的なものならば首脳陣の信頼を裏切った結果でした?ね!
許シンは明らかに馬龍戦よもやの大敗のショックから立ち直れないようですね。どちらかというと、サムソノフよりは自分に負けたような感じがしますね。
若い選手はほとんど避けて通れない道で、良い経験になったのではないかと思います。そういう意味で、馬龍がやっと一段上に上った(したたかさ)と感じました。
サムソノフ、やりましたね!
予選ではあっさりと許シンに負けていたのでやや分が悪いかと思いましたが、サムソノフらしい力みのないプレーで魅せてくれました。
許シンの攻撃はおもにバックに集めながらのらりくらりとかわし、勝負所ではきっちりと許シンのフォアを抜くパターンが見られました。コース取りも巧く、ブロックも堅い、老練なプレーだったと思います。対する許シンはラリー戦になると思うように先手が取れず、振り回されてループドライブでつなぐシーンが多かったように見えました。サムソノフからすれば許シンはまだまだ青い、といったところでしょうか(もっとも、試合内容としては紙一重の差でしたが)。
対非中国選手で、中国選手が1点を貰うところ、近年では初めて見たような気がします。
打ち合いに持ち込んでるようで、実はサムソノフに持ち込まれている、という印象を受けました。画像のせいかわかりませんが、なんとなく許に覇気があまり感じられませんでした。
許シン選手はサムソノフ選手に負けた以前に、今回のワールドカップの予選のときから全試合、明らかに調子が悪いように見えますね。
やっぱりどっか故障でもしていたんですかね?
それともロシアオープンの後ですから、その疲れか何かですかね?
許シンはしっかり謝ってマナーが良いですね
確かに。
許シン選手は少し前より、調子が悪いですね。
サムソノフ快勝ですね!
グルー問題が大きく問われてる状況の中、たしかサムソノフは選手会長ではなかったかな。水谷隼がグルーを使用している世界大会には戦う事は出来ないとボイコットしています。
選手会長が自らグルー無し(フォアー面=1Q)でも、こうして中国:許シンに勝てるんだ。”水谷戻って来い”と呼びかけている様な気がしました。
どうなんですかね・・・。サムソノフをトップとする選手会が補助剤について主張しているのは、
●ラケット検査を試合後ではなく試合前に行う
●ラケット検査の手順を簡素化し、VOCを排除することだけに集中する
の2点だったかと。VOCを含まない現代の補助剤をいっそ認めてしまえ(どうぜ検査で検出できないし)、としか読めない気が・・・。
補助剤のことでなくて済みません。itTVのインタビューで、サムソノフ(選手会長でしたか!)の英語が実に堂々として綺麗なことが分かりました。ただ自分は聴く方は不得手で残念なこともあります。今回は中国選手(馬と許)の通訳の女性の英語もクリア、明瞭のようです。
若い方には英語のヒアリングを鍛えていくきっかけにして貰えれば・・選手の声を聴けるのは面白いです。馬龍やボル様の声はどちらかと言えば「かん高い」のが(穏やかな性格?)印象的です。
最近よく、丹羽やマツケンのような前陣カウンター型が対中国への新しい方向性として言われていますがこういったミスのないオールラウンドのスタイルでも勝てることを証明してくれましたね。
サムソノフ選手、ミスが少ないですね。
許シン選手のドライブを柔らかいボールタッチでブロックしています。中国選手が10-0まで追いつめられる試合を初めて見ました
サムソノフ選手の強さは何でもできることですよね。ラリー、ドライブ技術、台上技術そして守りなどたくさんの事を、バランス良く兼ね備えていることが今回の、勝因になったのだと思います。
一方、許シン選手は後陣に下がってからの、自慢のフットワークを生かしてたたかいましたが、まだヨーロッパのスターにはかてませんでしたね。